20140114

昨夜は帰路の車中で寝入ってしまった子
そのまま眠りの世界にいざなわれていった

そんなわけで今朝の目覚めはいつもより早く、おかげで1日のスタートも前倒しになった

“早起きは三文の徳”と言うけれど、三文以上の価値があるように思う
朝焼けがことさらうつくしく、それだけで満ちるものがある
心にゆとりがあるからか、朝ごはんや支度もいつもの怒涛さに比べたら悠長に進められた

なぜだか掃除機や箒がだいすきな坊や、食後にすかさず掃除機引っ張り出してきた
この流れはばばにお任せして、わたしはほかの箇所の掃除にとりかかる

ここまで終えてもまだ9時
午後には来客の予定があるので、午前中のうちに所用を済ませよう
身支度をととのえて家を出る

乗りものだいすきボーイは、いつもならホームに電車の姿が見えるたびに歓声をあげて指差しからのバイバイが鉄板なのだけれど、なんだかきょうは反応が薄い
それもそのはず、もうすでに眠たそうだ
車内に乗り入る目前に目を閉じてしまったので、背もたれを倒してやった

こんなとき、どうやって過ごすか
これまではあれこれ思案するうちに持て余してしまい、そうこうしているうちに時だけが経ち、じきに目覚めてしまっているということも多かった
月日と経験を重ねていくうちに、最近はようやく余裕がでてきたのか、この時間を有効活用しようという想いを実践につなげられるようになってきた気がする

きょうは久方ぶりに、落ち着いた雰囲気のコーヒー…、というよりは珈琲と書きたくなるような喫茶店におじゃました
眠る子を載せたベビーカーでの来店を快く認めてくださり、ありがたく店内へ
母とふたり、この年末年始で体感したことを踏まえて、これからの展望を話したりした

ひとしきり話し終えて、お店をあとにする
食材の買い足しをしてから、すこしはやめのお昼ごはんにしよう

こんな日は、母が学生時代から通うピザハウスへ
何を隠そう、わたしが1歳のころに外食デビューしたお店でもある
坊やもはじめての来店は1歳を超えていたかな
祖母も生前、度々いっしょに足を運んだから、4世代でお世話になってることになる

我々にとっての定番ピザを頼み、さぁいただきます
熱いうちにほおばっていると…
うーーーん！
と背伸びをして、目を覚ました

おはよう、よく寝てたねぇ！
ここで体制を仕切り直し、おとなは交代で食べ、片方が坊やの食事にあたる
寝起きだからかすさまじい動きをみせることもなく、おだやかにごちそうさまとなりました

すこし時間があったので、快晴の空にいざなわれて緑道を歩く
冬の花咲く植栽や駐車してある彩りみどりの車たち、ヘリコプターの音や姿に目を向け耳を傾けながら、タッタッタ
歩くよりは颯爽と、走るほど気忙しくもないようすで歩を進める

道の先にあるウッドデッキのその先までいくと、ちいさな丘と水辺のある公園にたどりついた
土を踏みしめ、小川にかかる橋を渡ったり、水に手を浸したり
わずかな滞在のなかでも満ち足りたひとときを過ごせたようだ

来た道を帰るときには、ひとりでにズンズンと先陣きって歩いていった
手をつなごうとすると振りほどいて行ってしまう
行きはぎゅっと手を握りしめていたのにね
一度通った道だと安心するのかな
頼もしさを感じるなかにも、ほんのちょっとのさみしさが入り混じる

空を見上げながら、みどりのうつろいを見やりつつ、車通りの心配もなく、おおらかな気持ちで悠々と歩かせてやれる緑道っていいな
本人もとってもたのしそうだった
また歩きたいね