20240721

サマータイム
まず響きがいいし、暑さの極みには理にかなったシステムだと思う

前職でヨーロッパに出向いていたころ、夏場にあたるときはそれはもう、開放的で心地がよかった
仕事がひと段落してもなお青空が広がっていたりするから、1日が長く感じたり、密度の濃さを実感した
街は22時ごろまで明るく、いつまでも続く夕方や薄暮のひかりのなかで飲む地ビールは最高においしかった
日によってはやめに就寝しようにも、ブラインドから陽がこぼれてきて驚いた記憶がある

日本も導入してほしいなぁ
ひっそりと、切実に思う

なぜサマータイムの話になったかというと、月イチ恒例になっている、友人のお店番が取り入れたからだ
朝からお昼までの営業
うん、それってとってもいい！
ちいさいひとを携えて動くわたしたちにとっても、それはありがたいスケジュールだった

1か月ぶりに会う友人は、燦々たるおひさまを胸元に、背中にはその地ならではのモチーフをちりばめた、元気いっぱいのTシャツで迎え入れてくれた

先日、彼女の愛車とおなじ型のミニカーを手に入れた坊や
彼（とわたし）にとって、きょうはお披露目の機会でもある
頃合いを見計らってお見せしたら、感心してよろこんでくれた
それからいっしょになってミニカーを走らせたりして、それはもうたのしそうなふたりだった
この光景がみられただけでも、とってもしあわせです

調味料の買い足し、贈り物を見繕ったりと、今月もいいお買い物ができました
来月の営業日を確認し、元気に手を振ってお別れする

彼女に会うと、不思議と自分のまんなかの奥底から、泉が湧き出るかのように元気が出るんだよな
それはきっと、まっすぐで背伸びしない、いつだっていまのご自身にぴったんこなひとだからだろう
等身大の伸びやかさってこういうことなんだ、といつも感銘を受ける

さぁ次は、圏内のすてきなお店へ
家族ぐるみでお世話になったひとへ贈りたいものがあり、立ち寄ることにしたのだった
いつもならのんびり散歩して向かうけれど、さすがにこの猛暑のなか歩けない
それに、うちにはいつだってバスに乗りたいボーイがいる
きょうははじめて、駅からバスで向かうことにした
炎天下の真っ昼間、停留所からわずか80mほどのこの近さに救われます

お目当てのものを無事に迎え入れたついでに、お腹に宿った半ばから2年半ほど使い込んだなナップザックも、さすがに年季を通り越してくたびれてきた
収納力アップを図りたかったのもあり、これを機にリュックサックに乗り換えることにした
駆け回る坊やについて走るのと、手を引いて安全を護るためにも、これからまだしばらくは両手は空けておくのが必須であろう
想像以上に機能的な逸品にめぐり逢えてうれしくなる

また必ずやとごあいさつし、ふたたびバス停へ
今度は駅のひとつ手前の停留所で降り、お願いしていたデカフェのお豆をピックアップした
コクのある味わい、これがないと日々の珈琲タイムに張り合いがないのよね
先日切らしていたから、ようやく買い足せてホッとひと安心

お昼は小上がりのあるダイナーにおじゃました
眠さの波も押し寄せてきたのか、振り切ってはしゃぐ子
なんとか（本人ではなく、対応するわたしの心を）落ち着かせながら、ひととおりおいしくいただけた

駅に向かい、所用を済ませているうちに一点集中したおめめがやがてトロンとなり、時期にまぶたが閉じました
真夏の日曜日、潮風入り混じる熱風を受けながら、たっぷり満喫できてよかったね

のんびりとした休日
おぼろげに思い描いていたやりたいことが、想定以上に満ちて実現して福々しい