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20231010

元・体育の日だったきょうは、うつろいの多い空模様だった

どんよりとした雨上がりの朝にはじまり、うろこ雲を経てようやく晴れ間が渡り、どこまでも高く広がる晴天が続くかと思いきや、ふたたび雲が優勢となり、強い雨が降りしきる夕暮れ

”女心と秋の空”とはよく言ったものだ

かく言うわたしは、学生だったり20代のころはずいぶんと移り気だったように思う
新鮮味を帯びて出逢ったものに飛びつき、好きなものが軽やかに変化する
ポリシーがないというのか、はたまた執着がないと言えばいいのか
筋の通った一途なひとがかっこよく映った

30代の大台が近づくにつれて、すこしずつ目が肥えてきたのか、選ぶ視点にすこしずつ変化があったように思う
殊、洋服や服飾まわりにおいては、すなわち「この先10年後にも愛用していられるか」というのがひとつのおおきな基準になった
それはデザインのみならず、素材や縫製などの品質の面においてもだ
おかげでいまだ10年選手(それ以上かも)で活躍してくれている定番が増えた

来年は40代というあらたな大台に乗る
これを節目と考えると、昔お世話になった、歳上の女性に言われたことを思い出す

『女性はね、30の大台に乗るときが正念場で、40の大台のときには軽やかに乗り切れるひとと、その逆のひとがいる気がする
あなたはどっちだろうね』

わたしは間違いなく、前者だろう

29歳の1年間は結構しんどかったような記憶がある
特に衝撃的な出来事があったとか、精神的に病むようなことがあったというよりは、「もう後に引けない」という焦燥感があったのがおおきい

30って、いいおとな
言い訳できないほどに、もういいおとな
周りは結婚や出産してあらたなステージに進出したり、キャリアを重ねて飛躍している
まだ何も成していないどころか、何者でもないのに…
自分の人生は中途半端で情けないなぁ
ひと知れず、そう感じていた

けれど、いま39のわたしは、29のころほどに絶望していない
それはきっと、年齢を意識しなくなったことが作用している気がする
実は35を過ぎるあたりから、自分の年齢がわからなくなった
単なる数字や記号のように捉えて、年齢の持つ社会的な側面や先入観に縛られたり囚われなくなったんだろうな

40歳に限らず、この先がたのしみでならない
どんなふうに日々を重ねていかれるだろう
いつだって、きょうは人生で一番若い日
その日その瞬間を、よろこび味わっていきたいものです


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