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20230925

子どもってほんとうによくみている
もしくは、親自身の趣味や感性と重なる部分をもってやってくるのかしら

生後2ヶ月ごろには、ベランダに出て外をみるのがだいすきになっていた
毎朝窓の外に出て、空を撮ってはohayoと呼びかける母の姿をみていたのだろうか
あたりを見下ろし、往来するひとたちや自動車、あるいは羽ばたく鳥などを指差しては眺め続けている
わたしが不在のときにも、いっしょに留守番してくれているひとに対してベランダに出たいと意思表示するらしい

外気にあたるのがすきなのか、換気するとすうっとするのだろうか
うちわ、特にビロウの葉でできたクバオージで仰ぐと殊更反応するから、きっと風を感じるのがすきなのだろう

そもそもいつもの森に通うようになったのも、家のなかではなかなかお昼寝できないこともあったけれど、どちらかというと出かけるのがすきなわたしのための気分転換が主な目的ではじまった習慣
ベビーカーに乗りっぱなしのころには、森に到着すると眠ってしまうのはよくあることだった
みどりのある場所、土を踏みしめれられるところにいると安心するのかな
ただそこにいるだけでもいろんな菌と触れ合えている
それが彼を丈夫にしてくれているのだろうか、いまのところほとんど熱を出したことがない

一歳の誕生日には、一升餅を背負わせて選び取りをした
あらゆるものを用意したのに、彼の選んだものはなんと類語辞典だった
まさか!と思って、take 2をしても、ふたたび選ぶのは同じものだった

どうやらことばや書物、あるいは調べることがすきなのだろう

わたしの仕事柄美術書が多く、さらには読書もすきなので、本が身近にある環境にいるものね
きっと当たり前の風景としてそこにあるものだから、馴染みがあるのだろう
隙をみて読もうものなら、一目散に寄ってくる
力加減を知らないちいさな手が伸びてくると、こちらにとってどんな大切な本もぐしゃぐしゃになってしまう
愛着を持って本と接してくれるのはうれしい反面、大事なのは手の届かないところに置こうと内心誓った

お腹に宿ったころから、いい絵本と出逢うたびに迎え入れていた
おもちゃのなかでも絵本は、ダントツで親しんでいるように映る
読んでもらうのもだいすきで、よくページをひらいて持ってくる
この頃はページをめくるのも上手になっていて、ひとりでしげしげと眺めている光景も増えた
そろそろ、あたらしいのを選びにいきたいな

産院の入院時には、授乳&排泄の履歴を記録するノートを授かった
本来6ヶ月分だったのだが、染み込んだ習慣というものは案外捨て難いもの
この名残で、続きは文庫本サイズのマイブック(という名の商品が存在する)に記している
それも触りたくてしょうがなくて、おろした当月の時点でぼろぼろになってしまった
ノートにはさんでいるボールペンもだいすきで、ことあるごとに手を伸ばしては舐め回している

1歳も3ヶ月経てば、そろそろみつろうクレヨンもだいじょうぶかな
彼はいったい、どんな線を描くのだろう
たのしみでならない

好奇心や探究心の赴くままに、自分のちからで道を切り拓いていかれるといいな


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