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妖精と遭遇した話

人生で2回、妖精を見たことがある。

妖精とわたしは思っているけど、実際は宇宙人かもしれないし、未知の生物かもしれない。

1度目の妖精との遭遇は、京都の公園で

その時の環境が辛すぎて、全てが嫌で逃げ出したい気分だった。
夕方、ひとりで公園のブランコに座っていると、ふたつの光がふわふわ飛んできた。まるで追いかけっこしているみたい!

なにこれ?

と思って、光の主を確かめようと目を凝らすけど、光の真ん中に虫がいるわけでもなんでもなく、ただの光がふわふわ追いかけっこしている。

妖精かな、と思った。
しばらくその光がなくなるまで、ぼーっと見ていた。

2度目の妖精との遭遇は、友達と一緒に

それから数年後、東京で一人暮らしを始めた頃、友達が泊まりに来た。
夜、妖精を見た話をしながら、コンビニにお酒を買い足しに行った。そして帰りに家の横にある神社でお参りをした。

お参りをして、パッと目を開けると、目の前に公園で見たのと同じ光があった!前に見た時より至近距離で、本当に光だけの存在だとわかる。

わたしは興奮しながら友達に「これ!さっき話してた妖精!」と言って指をさすが、友達には全く見えず…。え、ここにいるのに!?って、何度も確かめるけど、私にしか見えていなかった。

妖精と会ったことで、何かその後特別なことがあったわけでもなんでもない。でも、また遭遇できるといいな〜と思う。

妖精と出会ったお話。

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