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【読書】のマガジン

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#読書の秋2022

読書感想文一覧【随時更新】

noteに投稿した読書感想文が増えてきたので、自分の整理も兼ねて一覧にしてみました。随時更新します。脱線している場合も多いですが、気になる本があればぜひ読んでみてください。 2022年■アミール・D・アクゼル『「無限」に魅入られた天才数学者たち』 ■有元葉子『レシピを見ないで作れるようになりましょう』 ■ジョージ・オーウェル『一九八四年』 ■ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』 ■日高敏隆『ネコの時間』 ■加藤文元『人と数学のあいだ』 2021年■志賀直哉『暗夜行路』

読書を始める夫へ

今朝、夫が突然こんなことを言った。 「やっぱり、読書したほうがいいと思うんだよね」 は、はぁ。どうして急に?と聞くと、 「QuizKnockを見てると、読書って大事なのかなと思ったんだよね。知識が増えていくのが楽しそうだなって。あと岡田斗司夫も読書が一番コスパがよくて、お金を稼ぐ力をつけるには読書が必要だって言ってた」 ……どんだけYouTube仕込みやねん!というツッコミはおいといて(私も負けてない)、「読書をしたい」という気持ちは素敵だよね、と素直に思った。 ・

📕「無限という概念には、人を怯ませるものがある」

■アミール・D・アクゼル『「無限」に魅入られた天才数学者たち』 「無限」の恐怖 私が無限をはじめて知ったのは、宇宙であった。「宇宙は無限の広さをもつ」──この表現が現在の物理学において正しいかどうかは微妙だが、少なくとも私の幼い頃はそう教わった。 しかし、何かの大きさが無限である、という言葉の意味がどうしてもわからなかった。その状況を頭の中で描くことは不可能だった。本気で描こうとすれば、身体が四方八方から引っ張られるような不快感が襲い、恐怖心が想像力を制止するのだった。