「人生と愛と死の三つだけだよ。それ以外のものはすべてその三つに含まれているんだ」
■ガブリエル・ガルシア=マルケス『物語の作り方』
状況は三十六通りあると言われるけれども、実際はそんなにないんで、人生と愛と死の三つだけだよ。それ以外のものはすべてその三つに含まれているんだ。(P.250)
よく内容を知りもせず、ほぼタイトル買いだったこの本。
読んではじめて知ったのが、ガルシア=マルケスが脚本家でもあった、という事実。私がこれまでに読んだのは『エレンディラ』の一冊のみで「純文学の人」というイメージが強かったから、(ドラマの脚本も書けるような)大衆的な感