第1回🍵やりたいことをやりきってしまうのが怖い(ゲスト:ゆとりさん)

こんにちは。
小さな浄土の庭の片隅にたま〜に現れる、どこか懐かしい雰囲気の小料理屋「おふろくの味 小さな浄土」の店主、川口すやりです。

記念すべき開店初日は、自問自答ファッション仲間のゆとりさんが来店してくださいました。

ゆとり｜note

・ゆとりさんのご相談内容

私は、やらなくてはいけないことだけでなく、やりたいと思ってるはずのことも、腰が重くて動けないことが多々あります。本当に締切ぎりぎりになって、うわぁーっとやる感じです。

間に合わなかったり成果物の出来について怒られたことはたぶんないですが、やっつけ仕事になっている自分のことはもちろんあまり好きではないです。

この、なかなかやれない理由を、私は自分がめんどくさがりやだからだと思ってたのですが、もちろんめんどくさがりやな部分もあるのですが、やりたいことをやりきってしまうのが怖いという感情があることに気づきました。

この怖いという感情についてすやりさんから見て何か気づきなどあれば教えて欲しいと思いました🙇‍♀️

川口:早速質問です。やりたいことをやりきってしまうのが怖いとのことですが、つまりその怖いを避けるために常に次の締め切りを必要としている、追われる状況を必要としているという認識で合っていますか？

また、これは仕事においてですか？プライベートにおいても同様ですか？

ゆとりさん(以下ゆ):常に次の締切を必要としている、というよりは、ぎりぎりまで着手せずに放っておくイメージです。

仕事とプライベート、どちらでもです。プライベートのほうが締切がないことが多いのでずるずるしちゃう傾向にあります。

たとえば、夏の旅行の計画はもう立ててもいいはずなのに、立てることが怖い気持ちも少しだけあるので、まだやらずにいる感じです。たぶん普段の私だと行くのは8月の上旬なのに7月の下旬くらいまで着手しないと思います。楽しみにしているやりたいことなはずなのに。そしてぎりぎりになると慌ててやるので怖くない、みたいな感じです。

川口:やりたくないことをギリギリまでやらなかった経験はどれくらいありますか？

ゆ:夏休みの宿題からゆとり会の準備まで、ほとんどのことはぎりぎりにならないとできません！

川口:やりたいと思ったことで、すぐに、もしくは締め切りまでに余裕を持って行動できた経験はどれくらいありますか？

ゆ:これ、本当に思いつかないです😂

川口:なるほど！より「やりたいことをやりきるのが怖い」の解像度がアップしました。

早めに計画を立てるのが怖い、ギリギリだと後がなくて慌てているので怖くない＝恐怖感どころじゃない、集中していて怖さを感じない、ということですよね？

ゆ:そうです！そちらのほうが近いです。
期日に間に合ってしまうことがさらに油断につながるんですよね🥲

川口:話はちょいとずれますが、締め切りを守らない人も多いなか、ギリギリになればちゃんとできるというのは素晴らしい才能だなと思います。

つまり、締切ぎりぎりになってうわぁーっとやることも、別にええやん⭐︎と思います。それなりに成果を出せてしまうんですから。

でも、なかなか動かない自分を変えたいというお気持ちがあるんですよね！だからこそ、その原因と思わしき"怖さ"について私に意見を求めてくださったんですよね。

またまた質問なのですが、ゆとりさんは、早めに行動して、どうなりたい、もしくはどう変わるだろうと考えているのですか？成果物のクオリティが今よりアップするといった感じですか？ゆとりさんにとって、早めに行動することの魅力はなんですか？ここが、怖さのヒントになっているような気がします。

ゆ:早めに行動したい理由としては、まず疲れるのが嫌です（笑）

ぎりぎりにぶわーーーっとやる分、エネルギーをめちゃくちゃ使うので、疲れるのでそれはいやだなと思います（じゃあやれよ、って話なんですけど）。

あと、自分なりに最初に成果物のクオリティのイメージをしてしまうので、そこまで達してないこともストレスになる気がします（ほんとじゃあやれよ、なんですけど）。

ただ仕事に関しては自分の想定より低い成果物で怒られたり迷惑をかけたりしたことはないかなと思います。ただ、やっつけ仕事にしてしまった自分を自分が許せないというか…。なのに早めに行動しようとするとめんどくささのなかに怖さがほんの少し隠れている気がするという…。

川口:なるほど、わかりました。厳しめの自分ツッコミが入ってますね（笑）

お話を伺って、怖さについてまずあり得るなと思ったのが、早めに行動すると、今よりも高いクオリティの成果が出せるはずだけど、もし本当に早めに行動して、仮にそこに到達できなかったら、理想の自分がそこにいなかったら嫌だ、という気持ちがどこかにある…つまり、自分の実力を知ってしまう怖さ、もしくは、誰かからがっかりされることへの怖さなのではないか、というものです。

ひとまず、この説はいかがでしょうか。全然違ってたら正直にそう言ってくださいね（笑）

ゆ:自分の実力がなくてがっかりする怖さ、まさにそれな気がします。でも結局ぎりぎりまでやらない自分にもがっかりするので、どちらでもがっかりするのであれば、早めにとりあえずやってみてもいいのに、と我ながら思いました（笑）

川口:えっっ👀本当ですか？！
私に気を遣って話を合わせてくださってるとかではなく？！（笑）

怖さの正体を突き止められたのならとても嬉しいです🥹✨そして、とりあえず行動してみる精神がさすがゆとりさんという感じです。

どちらにしろがっかりするとおっしゃいますが、ゆとりさんはギリギリになれば、やれる人なのです。がっかりすることではないと思いますよ🍵

それに、勇気を出して、自分の真の実力と向き合ってみることで、意外とやっつけ仕事モードの方が良い仕事をするってわかった、なんてこともあり得るんじゃないでしょうか。

ゆ:気を遣うはないですよ😆😆すやりさん、さすがです！何度私を助けてくれるのでしょうか🥹

たしかに今はもっと早くやればクオリティをあげられると思ってるけど、実際は早くやってもクオリティ変わらないかもしれないですもんね😆
ただ疲れるのは嫌だからもう少し早めに行動できるようになりたいです（笑）

川口:よかったです、開店初日なので、も、もしかして…と思って😂自信なくて😂

疲れるのは嫌、それは本当に大事なポイントですね（笑）

もっというと、どうして実力が無いと嫌なのか、なぜ、誰から実力があると思われたいのか、その辺りをご自身で深掘りしてみると、心の奥で考えていることが、よりハッキリしてくるのではないかと思います✨

ゆ:誰からとどうしての部分ですね。もう少し考えてみようと思います👀

川口:そのあたりはもう趣味の域なのかもしれませんが、興味があれば考えてみてください！そして何か気づきがあったら、ぜひ教えてください😂

それでは、今回は、このような感じでよろしいでしょうか！ご来店ありがとうございました✨

ゆ:こちらこそありがとうございました✨✨
結構なお点前でした🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

🍙閉店後のひとりごと🍙

重要な初回、無事にお悩みを解決することができてほっとしました（笑）

"やりたいことをやりきってしまうのが怖い"という感情は、自分では抱いたことのないものだったので、頭をひねって様々なパターンで考えてみました。

まず、怖いという感情は、私の場合はですが、わからないとか、向き合いたくないときによく出てくる感情なので、ゆとりさんも、余裕を持って行動することで、見たくない何かがあるのではないかなと想像しました。

最初はやるべきことが無い状態とネガティブな感情が結びついているのではと想像しましたが、質問の結果、どうやらそれは違うと思いました。

そして、周りに迷惑はかけていないはずだと言いつつも自分を責めている様子がなんだか気になって、もしや心の中に高い理想があるのかなと感じて、今回の答えに辿り着きました。

自分の実力と向き合うというのは、理想が高ければ高いほど勇気のいることですよね。でも、理想が高いというのはそれだけ意欲があるということですから、素晴らしいことだと思います。怖さと向き合ったゆとりさんが、疲れすぎない良い塩梅を見つけられることを願っています。

🍙🍵