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理想の休日 大成功







 
彼女は珍しく怒っていた。(いかると読んでほしい)
相談と言うまでもない、愚痴だ。
私に吐き出したあと、いつものようにカウンセラーに相談して分析してもらったらしい。
カウンセラーに一手やられたと思った。
回答が普通だったからだ。普通というのは、私の頭の中に存在する言葉、感じたことや聞いたこと、学んだこと。
そんな普通なことを言われて彼女は、腑に落ちて気持ちに余裕ができたらしい。
そんなこと、私も言えた。悔しかった。
彼女にも言った。解決というか、考え方次第という結果に導いてもらった彼女からしたら、私の悔しいなんて知ったこっちゃない。
むしろ、話聞いてたのか、とでも言われそうだ。


そして本題へ入る。
明日から連勤が始まる私は今日をいかに充実して過ごすか、昨晩からソワソワしていた。


いつも録画番組ばかりみて過ごす私が読書だけで1日を終えようとしているなんて、、、充実だ。伊坂幸太郎の逆ソクラテス。数ヶ月前から読んでいて、なかなか進まなかった。(読んだら眠くて)けれど、話が波に乗ってきてから、伊坂節に心掴まれてから、ページをめくる手が止まらない。


そして起きた、タイムリー。画像の本に綴られている伊坂節と、悩んでいた彼女へカウンセラーが答えた内容がだ。
“可哀想な人間なんだよ。~  もし、平気で他人に迷惑をかける人がいたら、心の中でそっと思っておくといい。可哀想に、って” 
そして彼女がカウンセラーから言われた内容は、“相手を斜め上から見るようにする”だ。
なんだか、とても嬉しくなってもちろん彼女へ教えた。



読書ができたこと自体に充実を感じていたのに、タイムリーな出来事で充実を増した。
さては、今の自分へのなにかヒントなのかね、とも思ったり。
タイムリーの使い方間違っている気がするけど、とにかくタイムリータイムリーだったので、気にしない。

そして、最後の目次がまだ読めていない。
小説の帯に書いてある“伊坂幸太郎史上、最高の読後感”というものを、今日味わってしまうのか、勿体なくないかと自問自答する。
文字に起こしているうちに、答えが決まっていることに気づいた。連勤が終わってから読もう、と。



今日の充実はこのままここまででいい。
あとは、ポテトコロッケを作って、連勤に備えるべし。
心と体を休ませることができて、まさに理想の休日だった。


大成功🪐

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