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12月のうたの会

葉山 ciboさんで月に1度ほど開催されている、山田里美さんの「うたの会」

里美さんは、わたしの高校時代のルームメイトのお母さん。とてもうつくしい、うたの人です。
母のように姉のように友のようにわたしに心を寄せてくれ、4月からはじめた葉山での生活でとてもとてもお世話になっているのです。

彼女を囲み、彼女のおとに包まれる「うたの会」に参加されたみなさんでいただくごはんを作らせていただきました。
葉山で暮らす家が決まるまで里美さんのお家に泊めてもらっていたのですが、一緒に作る夜ごはんがそれはそれはおいしくて、その食卓の輪を広げるようなイメージで、わくわくごはんを作りました。

かぶの菜めし
ほうれん草のスープカレー
おいもグラタン
蕾と花のサブジ
切り干し大根のゆずマリネ
ごぼうさん
お豆腐のサイコロステーキ
赤かぶの酢漬け

かぶの菜めし
葉山産のかぶの葉を刻んで炒め、たっぷりのごまとともにごはんに混ぜ込みました。千葉の小川さんの無農薬5分搗き米を炊きました。

ほうれん草のスープカレー
小川さんの畑で廃棄になってしまうほうれん草が大量にあると聞き、収穫させてもらいました。出荷できる見た目ではない(といっても十分きれいです)けれどアクが少なく甘くておいしい無農薬のほうれん草。贅沢に使ってサグカレー風のスープにしました。
クミンシード、セロリシードの香りを油にうつし、はっするファームさんの玉ねぎをじっくり炒め、ペースト状にしたほうれん草とトマトをぐつぐつ。色は落ちるけれど、よく煮込んだ方がおいしくなります。豆乳とピーナッツペーストでコクを出し、最後にカシューナッツをのせました。

おいもグラタン
はっするファームさんのさつまいも、里芋、キレドの赤いじゃがいもをコロコロと入れたグラタン。生胡椒の塩漬け「純胡椒」をアクセントに、酒粕のベシャメルソースと自家製パン粉で焼いた熱々をお出ししました。ほっくりしっとりなお芋にクリーミーなソース、たまに出会う純胡椒のプチッとした食感で完成するグラタンです。

蕾と花のサブジ
千葉の農家キレドのスティックセニョール(蕾)とオレンジカリフラワー(花)を炒め蒸し、スパイスを効かせました。グリーンとオレンジで見た目もかわいい。

切り干し大根のゆずマリネ
里美さんからおすそ分けいただいたゆずを使わせてもらいました。みんなでもぐもぐコリコリ、食感も音もたのしみました。

ごぼうさん
ごぼうといえばこれ!というお気に入りのわが家の味です。隠し包丁を入れ、多めの油をひき弱火でじっくり炊きました。有機ごぼうをしょうゆとみりんで味付けただけのごくごくシンプルなおかずですが、香りよく満足感もじゅうぶんです。

お豆腐のサイコロステーキ
国産大豆の絹ごし豆腐をよく水切りし、片栗粉と塩胡椒をまぶしてジリジリと焼き付けました。自家製のトマトソースをかけてお出ししました。

蕪のなます
葉は菜めしに、根はなますに。葉山の白いかぶと、キレドの赤丸かぶを薄切りにし、甘酢に漬けました。全体がほんのりとピンク色に染まり華やかになりました。

ciboさんのすてきな器をお借りしてたのしく盛り付けさせてもらいました。
食後は、場を提供してくださっているciboのみとなさんの林檎のタルト。これもやさしくじんわりと沁み渡る味でおいしかった。

里美さんのうたに包まれ、魔法にかけられたような時間でした。
すてきな場に呼んでいただけたことに深く感謝。少しずつ少しずつ、進みます。

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