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淡いピンク季節がやってきた
朝晩の気温差がまだ激しいなか、桜はもう春を知らせている。
大阪に住んでいた時に、
桜名所の造幣局、毛馬桜之宮公園から、家周辺の公園まで、色々なところに花見をしにまわってきた。
若さの勢いで始発電車乗って京都の哲学の道に行ったことだってあった、、
花より木、草の方がしっとりくるのはずだったが、
2019年、一人で京都桜巡りの時に、圧倒され、心震える感動を覚えてから、毎年この時期になったら、花を求めるようになった。
その時の感動は今になっても、鮮明に覚えている。
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台湾もさくらがある。ただ、品種や生え方が違って、見頃に迎えた時に見せてくれる風景も全然違う。なじみのないことはないが、京都のさくらをみたときから、日本人の桜に対する愛着が少しずつ分かるようになってきたと思う。むしろ、移ってきた。
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今年も、薄いピンク色に覆われる季節がやってきた。
熊本の春は二回目、去年より湿気ている気がする。
咲き始めたのも少し遅れたかと
ただ、今は見事に一斉に蕾を開花させ、精一杯咲き誇っているところ。
清らかで美しい花。
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熊本の桜名所はすごくすごくきれいだったが、
通勤ルートのさくらたちはより愛しく思う。
何百本一気に開花しているような圧倒的な風景を作り出すことはなく、
あちこちに、生命力を強く表しているように咲いている。
遠くから眺めて、一ヶ所一ヶ所から強気が出ているように感じるが、
近づくと、意外とすぐ桜色に染まり、ほのぼのとした空間に包まれ、受け入れられるように馴染でいく。
美しい姿でありながら、わざとらしさなく、生きている。
たくましくかっこいいな
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この季節、大勢の観光客が訪れてくる。
お花見名所ならの楽しみ方もあるが、
広い田んぼ地に点在していて、
心がときめくようなさくら絶景
は独り占めできると思うと口角が上がってくる。
なんて贅沢なんだ
日常でありながら、非日常を味わえる
この淡いピンク時期を思う存分楽しむ。
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