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魔王ノFX探求記 2024.2.22

「必ず知っておきたい移動平均線の習性」



昔僕も沢山のカスタムインジを買いましたが「勝率何%」なんて謳う詐欺商材は買う必要全くありません その理由とインジを使っている生徒さん達の為に 「移動平均線の用途と使い方」をご説明します



移動平均線は数あるテクニカル指標の中でも代表的であり 
テクニカル分析の基礎基本とも言えます この機会に知っておいてください

まず移動平均線(以下MAと言う)は全てのテクニカルインジケーターを指して言います ボリンジャーバンドも一目均衡表もRSIもCCIもストキャスティクスも

ぜーんぶ「移動平均線」です

全てのインジがローソクの後追いなので チャート上での表現の仕方と計算式が違うだけですね たまに勝率を謳う高額シグナルインジが売っていますが ハッキリ断言します

ビギナーがそんなの買っても「勝てません」

なぜなら MAとは相場の状況によって反発するなどの期待値が変化するからです つまり「自身で相場を選ばなければ使えない」という事です

よく見かけるMA設定値の「聖杯探し」
どの設定値がレジサポとして効きやすいのか ビギナー時代は探します
僕もめっちゃ探しました

ですがこれは残念 どんなに探してもありません 
というかMAの性質上 聖杯設定値は あり得ないのです

MAを使う上で重視するべき環境とは ボラティリティ(売買圧力)なんです

というのは そもそもMAと言うのはローソクが描いた軌跡を後追いで描写するモノなので レンジ相場(ボラティリティ低下)の場合 MAは横を向きます 

そして「ローソクの値動きの中を通り始めます」


ローソクがMAを跨いで上下し始めます

こうなってしまうと 全くレジサポの効果はありませんので
どんな設定値だろうと使い物になりません

逆にトレンド相場(ボラティリティ上昇)の場合 ローソクはMAから離れていきます(乖離を広げる)  このタイミングが最もMAに信頼が置ける状況です


つまり設定値ではなく MAのその時の状況の方が大事なんです
MAに限らず トレンドフォロー系インジは レンジ相場では信頼度が下がるんです

MAを押し目に使う事はよく聞かれる事ですが これは「実体から乖離して 角度をつけた」という前提状況が合って初めて意味を成すんですね

図にも書いてますが この時 MAの角度と波の角度が反対の時がレジサポ効果としては ベストな状態です 押し目買い戻り売りってそうなってますよね?



上昇トレンドの時 MAは上を向いている 実体は修正波で下に向かってきている(逆も然り)←これが押し目です。ですので

どんな設定値でも大して意味はないんです


しいて言えば大体20番台のMAが押し目になります 21でも23でも25でも27でも何でもいいです「大体20番台のMA」が一般的ってだけです

どの設定値付けたって 結局MAは その足の中での過去のローソク何本分の平均値?って話ですから 21も22でも過去ローソク1本くらい違ったって そこまで重大な影響は出ません

それに押し目になるMAなんて「毎日変わりますから」←

そんな設定値よりも「ローソクとMAの位置関係」の方が重要
それを「環境認識」として分析するのが トレーダーの仕事です

トレンド相場(角度付き)でコツコツ勝って レンジ相場(横向き)でドカンと負けるテンプレです 

そりゃそうなるのは当然ですw


ですのでインジを多用されてる生徒さんは これを知っておいて欲しいです

MAは 「角度×乖離×クロス」



この3つの条件が揃っている相場ならMAはとても効果的に使えます
逆に揃っていない時(レンジ相場)では使い物になりません

上記の3つはトレンド発生のサインです


インジを使うに適した相場であるかどうか まずこれを知る事です
インジを使うのであれば事前の「環境認識」

インジケーターなんてモノは 言わばチャートを図る為の道具
言わば「定規」たかが定規1個に聖杯を求める方が無理がある

でも道具の使い方を知らずに良い仕事はできませんよね

皆さんも本職では仕事道具を大事にされてるでしょう?
トレーダーにとってのインジって そうゆうモノです



ま ぶっちゃけ そんな精度の環境認識が出来る様になったら
インジも必要なくなってくるんですけどね←

それはまた後日・・・

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FX専業トレーダーのゾーマです。ポン円・ドル円・GOLDメインでFX手法を解説しております。twitter・ブログでも日々の考察を発信してます。無料LINE@も配信中。Twitter/timusuke0130