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Step by Step 3月23日 ■□自己愛と隣人愛の循環関係□■

 イエスは答えられた、「第一のいましめはこれである、『イスラエルよ、聞け。主なるわたしたちの神は、ただひとりの主である。心をつくし、精神をつくし、思いをつくし、力をつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。第二はこれである、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。これより大事ないましめは、ほかにない」。マルコ12章29-31節

 よく世間でも言われる「隣人を自分のように愛しなさい」というフレーズは聖書の言葉なのです。そして「隣人を自分のように愛する」は聖書の中心的な教えの半分です。もう半分は「神を全身全霊で愛する」です。

 さて「自分を愛するように」ってどういうことでしょうか。これは大きなテーマです。僕なりに思うことを挙げてみます。参考になれば良いのでが…。

「自分を愛するように」とは…

①自分を大切な存在だと認め、身近な人も大切な存在だと認めることです。

②自分を大切に扱い、身近な人も大切に扱うことです。

③色々あるけど自分を赦し、身近な人も赦すことです。

④自分の気持ちや考えを尊重し、身近な人の気持ちや考え方も尊重することです。

⑤自分の良い所をちゃんと評価し、身近な人の良い所もちゃんと評価することです。

⑥自分の短所をポジティブに言い換え、身近な人の短所もポジティブに言い換えることです。

 このように「自分を愛する」と「隣人を愛する」は循環関係にあります。先ず片方を充実させてから、もう一方を充実させるという訳にはいかないのです。なぜなら現実生活はリアルタイムで「相互関係」が動いているからです。「自分を愛する」深さが「隣人を愛する」深さに影響をあたえ、「隣人を愛する」深さが「自分を愛する」深さに返ってきます。

 小さな所から「自分と隣人」を愛する循環関係を動かしていきましょう。

■祈り■
 神よ、愛が相互で動いている時に、私達は幸せを感じ、自己愛も隣人愛も深めることができます。隣人との何気ないやりとりを通して、相互の間に愛を動かすことができますように。イエスの御名によって、アーメン。

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