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Step by Step 7月18日 ■□クオリティは愛□■

…もし愛がなければ、わたしは無に等しい。…もし愛がなければ、いっさいは無益である。1コリント13章2節、3節


 故渡辺和子氏の本にあった言葉を思い出します。「この世に雑用という名の用事はない。雑に扱うから雑用になるのです」という言葉です。

 なるほど!と思いました。私たちは毎日忙しく過ごしています。「忙しい」という漢字は「心が亡ぶ」と書きます。忙しいと思いやりや丁寧さという潤いが蒸発してしまいます。そうなると、さっさと片付けてしまおうと「やっつけ仕事」になります。やっつけ仕事って分かりますよね。一つ一つが粗く、雑に「片付けた」感が満載の仕事です。やっつけ仕事はそれに接する人の心をも粗く雑にしていきますね。

逆に、こころを込めて「仕上げた」仕事は、何気ないところにまで心が行き届いていて、それに接する人の心をも豊かに仕上げてくれます。

 物が溢れ、100円ショップもあちこちにある現代社会です。100円ショップは便利だし経済的に助かります。でも人は100円ショップの商品さえあれば満足かというとそうではないと思いますね。

 多くの人には「こだわり」があります。「ここだけはこだわりたい」「ここだけはこだわった品物が欲しい」と願い、少々贅沢な品物でも購入しています。それは自己概念を上げていく砦であったりしますし、「心を込めて仕上げられた」作品がもたらす心の豊かさを求めているのだと思います。

 「クオリティは愛」という言葉が好きです。どんな仕事であっても、最終的には人に届けられていきます。そして仕事に込められた心は必ず相手に届きます。人はその仕事に込められた技術と心に感動し、喜びや満足を得るのです。

 ですから「クオリティは愛」だと言えます。仕事のクオリティを高めることは、相手への愛以外の何ものでもありません。

 どんな仕事であれ、他の人の人生に何らかの貢献をしています。その貢献に対する代価としてお金を頂いているのです。貢献のクオリティを高めていきましょう。それが自分も含めた、関係する人達の人生を豊かにして行きます。


■祈り■
 神よ、愛は私が行う全てに働きにおいて現れて参ります。自分の働きの向こう
にいる人を想像しながら、愛を込めてすることができますように。イエスの御名によって、アーメン。 

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