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Step by Step 3月18日 ■□相手の自己尊厳に触れる対応を□■

 何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心から働きなさい。
コロサイ3章23節3


 自分のことは棚に上げて言いますが、私達は人の何気ない対応で、心に違和感を感じてしまうことがあります。例えば、目をそらして挨拶されたり、話の腰を折られたり、面倒臭そうに話しを聞かれたり、妙に茶化されたり…。相手はそんなつもりではなかったとしても、こちらとしては雑に扱われたように感じてしまう対応があるものです。それでいきなり人間関係が悪くなることはないのですが、雑に扱われていると感じさせる対応が続くと、ウィン×ウィンになる人間関係が育ちにくくなるでしょう。

 成功の85%が人間関係であると言われます。だとするなら、相手が雑に扱われたと感じるような対応は改めた方が良いでしょう。相手の人格を尊重し「あなたは大切な人だよ」というメッセージを、目や耳や笑顔や態度で伝わるように対応することが必要です。完璧には無理だとしても、そのように努めることです。

 相手への愛を伝えるために「非言語情報」を十分に活用しましょう。決して相手が雑に扱われたと感じてしまうような対応は慎みましょう。言葉だけでなく全身で愛を語る工夫をしたいものです。

 キリストこそ、言葉だけでなく全身で愛を語ってくださったお方です。キリストは神のあり方の惜しげなく捨ててくださいました。キリストは、両手を挙げて近づいてくる幼子を喜んで抱き上げ祝福しました。自分との絆を三度否定したペテロに、キリストは憐れみと赦しの眼差しを向けました。疑い深い弟子には釘痕が生々しい自分の両手を見せて、“傷痕に指をいれてもいいよ”と言われ、彼を励ましました。十字架で釘付けになったキリストの広げられた両手は無限の愛の広さを表しています。

■祈り■
 神よ、どんな人に対しても神に愛されている人として接することが出来るように導いてください。言葉以上に体全体で「あなたは大切な存在だ」と伝えることが出来ますように。イエスの御名によって、アーメン。

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