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Step by Step 3月28日 ■□復讐は神のもの□■

 だれに対しても悪をもって悪に報いず、すべての人に対して善を図りなさい。あなたがたは、できる限りすべての人と平和に過ごしなさい。愛する者たちよ。自分で復讐をしないで、むしろ、神の怒りに任せなさい。なぜなら、「主が言われる。復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する」と書いてあるからである。むしろ、「もしあなたの敵が飢えるなら、彼に食わせ、かわくなら、彼に飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃えさかる炭火を積むことになるのである」。悪に負けてはいけない。かえって、善をもって悪に勝ちなさい。ロマ12章17-21節

 聖書には「復讐は神のもの。神が復讐する」という驚くべき言葉が記されています。えっ本当…!神は愛ではないの…?と思った方もいるでしょう。でも本当です。

 この言葉の真意はこうです。「最終的に神が白黒をつけてくださり、復讐もしてくださるので、人間は復讐してはいけない。人間同士ですることは赦すこと、愛すること、親切にすることである」という意味です。

 「復讐は神のもの」です。聖書を通してこの神の真理が示されているにも拘わらず、人は復讐しようとします。神のものである復讐を人がするということは、神のものを人が奪うことであり、「自分を神にする」という聖書が最も厳しく禁じている罪を犯すことになります。この罪は人間関係を破壊し、沢山の不幸をもたらすことになります。

 復讐に類似した言葉をあげてみると、リベンジ、仕返し、恨みを晴らす、仇討ち、報復などがあります。そういうものは全部神様に任せ、私達は善をもって悪に報いることを選ぶのが一番いいことであり、神が喜ぶことです。

 人が復讐しだすと、必ず感情が暴走し、言い過ぎ、やり過ぎが多発します。そうなると必ず相手の心に恨みを抱かせることになり、将来に禍根を残すことになります。そうです。「人の怒りは神の義を全うできない」(ヤコブ1:20)のです。

 現代社会では些細なことの積み重ねで、怒りや恨みを抱き、仕返してやる!と思っている人が意外と多いように思います。その「仕返ししてやる!」という悪感情に罪がすり寄って来ていることを忘れないで下さい。善をもって悪に勝つことを選んでいきましょう。


■祈り■
 神よ、復讐はあなたのものです。神のものに手を出すことがないように助けてください。イエスの御名によって、アーメン。

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