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Step by Step 5月12日 ■□幸せになるシステム□■

神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。伝道の書3章11節


 目的に沿うことをしていると、やり甲斐や意味を感じることができます。逆に、目的が分からないことをしていると、行き先の分からない電車に乗っているようなもので、空しさと不安しか感じません。

 でもその“人生の目的”そのものが難しいテーマなのです。人生の目的とは何でしょうか?このことについて簡潔に分かち合うことに挑戦したいと思います。

 先ずは、目的と目標は違うということです。目標は目的を果たしていくための通過点です。多くの人が目的としているのは目標であることが多いようです。たとえば受験。受験は目標であって目的ではありません。受験が目的になると、合格するにしろ失敗するにしろ、人生の目的を失うことになります。受験の合格・失敗に拘わらず、人生の目的は失われることはないはずです。目標を小さな目的を言い直し、人生の目的を大きい目的と言い換えても良いわけですが、でも両者には明確な違いがあることには変わりがありません。

 人生の目的は何でしょうか?ベタな言い方ですが、それは「幸せにること」と言えるでしょう。ではその幸せの定義とは何でしょうか?どういう状態になったら幸せと言えるのでしょうか?幸福観は人それぞれ違うのですが、自分にとっての幸福観を明確にしておくと目標も明確になり、生き方が変わってくるでしょう。

 あなたが幸福観を考えるときの、一つのヒントを提供します。それは人間の遺伝子に組み込まれている6つの基本的欲求です。この基本的欲求がバランスよく満たされるときに幸せを実感できるようになります。6つの基本的欲求とは…

①霊的な欲求(神を求め、永遠を慕う心)
②生存の欲求(健康でいたい、長生きしたい)
③愛所属の欲求(愛し愛されたい、仲間でいたい、仲良くしたい)
④力の欲求(認められたい、お役に立ちたい、成果をあげたい)
⑤自由の欲求(強制されたくない、自分で選びたい)
⑥楽しみの欲求(成長したい、楽しみたい)

 これら6つの基本的欲求のどれかが満たされていないと、身体か感情になにがしかのサインが出てきます。そのサインを手がかりに、どの欲求が満たされていないのか判断しましょう。それからそこを満たすための行動を考え、実行してみましょう。

 神は、誰でも幸せを実感しながら人生を生きられるように、このように6つの基本的欲求を私達の身体に組み込んで下さっているのです。


■祈り■
神よ、あなたは誰もが幸せに生きられるように、6つの基本的欲求というシステムを身体に組み込んで下さったことを感謝します。このシステムの声に耳を傾けることが出来ますように。イエスの御名によって、アーメン。

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