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Step by Step 9月18日 ■□美しい生き方□■

 同じように、妻たる者よ。夫に仕えなさい。そうすれば、たとい御言に従わない夫であっても、あなたがたのうやうやしく清い行いを見て、その妻の無言の行いによって、救に入れられるようになるであろう。あなたがたは、髪を編み、金の飾りをつけ、服装をととのえるような外面の飾りではなく、かくれた内なる人、柔和で、しとやかな霊という朽ちることのない飾りを、身につけるべきである。これこそ、神のみまえに、きわめて尊いものである。1ペテロ3章1-4節


 少し前、美魔女などという言葉が飛び交い、実年齢を思わせない美貌を求める女性が急増しました。今もそのようですね。この傾向は男性にもあるかも知れません。外見の美しさを追求し、保持することは悪いわけではありませんが、でも一言言いたくなります。あなたの生き方の美しさはどうですか?と。

 往年の大女優オードリー・ヘップバーンは、絶世の美女として憧れの的となりました。しかし晩年の彼女は、品のある「皺くちゃ」レディになりました(オードリーファンの方、こんな言い方をしてゴメンなさい)。彼女は顔の皺を隠すことなく堂々とマスコミにさらしました。彼女の言葉にこんなのがあります。

 『たしかに私の顔に皺も増えました。ただ、それは私が多くの愛を知ったということなのです。だから私は今の顔の方が好きです。』

 素晴らしい言葉じゃないでしょうか。晩年の彼女は、恵まれない子供達のための救援活動に挺身し、その子供達と接することによって、沢山の悲しみと苦しみ、それ以上に沢山の愛と喜びを体験していったのです。彼女の顔の皺は、そんな体験を刻んだ皺でした。ですから彼女は『今の顔の方が好きです』と言うことができたし、どうどうとマスコミにありのままを晒すことができました。これこそ生き方の美しさということになるのでしょう。

 あなたの生き方の美しさはどうですか。それは一朝一夕には身につきません。家族関係、身近な人々への関わりを通して磨かれ、保持されていくのでしょう。更に付け加えれば、神との繋がりと神の言葉を実践することによって生き方の美しさは研かれていきます。

 私たちの習性の一つとして、お客さんや遠くの人には、美しく接し、十分は配慮をします。その顕著な例が『電話の声』です。突然変わります。そして電話を切ると家モードに早変わりです。勿論それが悪いというのではありません。お客さんや遠くの人に配慮に富んだ接し方をするのは、相手に対する礼儀として当然のことです。だからといって家族に配慮を欠いていいという訳ではありません。

 生き方の美しさは足元から始まります。男性向けに言うなら、愛ある男前な生き方を研きたいですね。相手がそうしてくれたら…でなく、自分の生き方なのですから、相手の問題ではなく自分の問題として取り組んでいきましょう。


■祈り■
 神よ、私が外見だけでなく生き方を美しくすることができますように愛を与えてください。日常生活の小さな対応を美しくできるように心の余裕を与えてください。イエスの御名によって、アーメン。

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