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Step by Step 8月21日 ■□命より大切なもの□■

わたしは自分の行程を走り終え、主イエスから賜わった、神のめぐみの福音をあかしする任務を果し得さえしたら、このいのちは自分にとって、少しも惜しいとは思わない。使途20章24節


 素敵な文章を紹介します。

 殉教と聞くと/「命より大切なものなどあるはずがない」/という人がいます。
/ですが、命より大切なものを/見つけられずに生きることは、/本当に幸せなのでしょうか。/命より大切だと思えるものを見つけたとき、/わたしたちの命は輝き始めます。

 僕が小学生の時、先生から「自分の命より大切なものはない。自分の命が一番大事なんだよ」と何度も教えられた記憶があります。言ってる内容に間違いはありません。でもその言外に「自分の命を犠牲にすることは馬鹿らしいことだ」という意味が込められていたように今振り返れば思います。

 私たちって、自分のためだけに生きていると、命が内にこもり淀んでしまうのではないでしょうか。自分以外の誰かのために、尊い何かのためにという「目的」や「使命」のようなものが必要ですよね。上記の文章のように、「命より大切なものを見つけられずに生きることは、本当に幸せなのでしょうか。命より大切だと思えるものを見つけたとき、わたしたちの命は輝きだす」のです。

 ビクトール・フランクルという心理学者は「現代人がストレスフルなのは、緊張する場面が多すぎるからではない」と言いました。「そうではなく、目指すべき“理想”もなければ“目標”もない。成し遂げなければならない“使命”もない。どこまでも“真っ平らな世の中”で、緊張感がなさ過ぎることが、現代人のストレスフルの原因だ」と言いました。正にそうです。「献身対象の喪失」が私たちの命を淀ませるのです。

 私たちには、命をかけて守りたい!命をかけて到達したい!命をかけて成し遂げたい!という対象が必要なのです。あなたはそのような対象を持っていますか?またあなたがその対象に向かって突き進んでいくとき、あなたの家族を幸せにし、この社会をより良くし、神の素晴らしさを現しているでしょうか。命より大切なもの。それが私たちの命を輝かせます!


■祈り■
 神よ、あなたは命が輝く方法を教えて下さいました。それは命よりも大切なものを発見することです。いや、もう既にそれを持っていて気付いてないだけかも知れません。命よりも大切なものを握ることができますように。イエスの御名によって、アーメン。

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