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Step by Step 3月30日 ■□明日に向かう力□■

 それだけではなく、患難をも喜んでいる。なぜなら、患難は忍耐を生み出し、忍耐は錬達を生み出し、錬達は希望を生み出すことを、知っているからである。そして、希望は失望に終ることはない。なぜなら、わたしたちに賜わっている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである。ローマ5章3-5節


 3月末は年度替わりの節目。4月から入園・入学、新学年、新年度、入社など、新しい世界に入っていきます。期待と不安と喜びと緊張が混ざり合っているでしょうね。新しい世界には良いことも悪いことも待っています。それが人生というものです。その新しい日々をどういう人生観で生き、何を拾い集め、どう解釈していくかで、あなたの一年いや一生は変わってきます。

 アランというフランスの哲学者の言葉を知り、なるほどなぁ~と思いました。それは、「悲観主義は気分であるが楽観主義は意志である」という言葉です。悲しい事が起こると誰でも悲観的になります。また将来に対して不安を抱くと誰でも悲観的になります。そう、悲観主義は気分そのものなのです。しかし、そこで意志を働かせて、より良い方向に向かうために前向きに考え、前向きな言葉を語り、前向きな行動を選んで行くことが楽観主義なのです。ですから楽観主義者はおめでたい人のことではなく、より良い未来を創造するために、マイナスの気分に巻き込まれず、最善だと判断する選択と行動をしていく人のことです。

 そういう意味で、聖書の信仰は楽観主義の土台となります。

聖書の信仰とは…

①全てを益に変えることができる神がおられることを認め、
②この神が信じる者の味方になってくださるので、
③未来に対して希望を選ぶことができ、希望に向かって自分ができる行動を起こすことが出来る、

これが聖書の信仰です。

 決して信仰は不気味なものではありません。信仰とは未来を創造する力なのです。

 勿論どれが最善の選択なのか判断できない時もあります。でも選択し行動しない限り、より良い未来を創ることはできません。もし選択し行動したことが思わしくなければ、別のことを考え、選択し直し、行動し直せばいいのです。明るくより良い未来は私達の選択と行動を待っています。あなたの未来はあなたの選択と行動の中にあるのです。

■祈り■
 神よ、あなたは愛なるお方、全てを良いことに変えることが出来るお方です。そんなあなたが全てを治めておられるから、明日に向かうことが出来ます。神よ、あなたこそ、私の希望の源、楽観主義の土台です。イエスの御名によって、アーメン。

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