Step by Step 8月27日 ■□神に付くか、悪魔に付くか□■

そこで、主は、カインに仰せられた。「なぜ、あなたは憤っているのか。なぜ、顔を伏せているのか。あなたが正しく行なったのであれば、受け入れられる。ただし、あなたが正しく行なっていないのなら、罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている。だが、あなたは、それを治めるべきである。」創世記4章6-7節 


 高尚なアカデミックな議論にせよ、夫婦喧嘩にせよ、感情的になって「どっちが勝つか負けるか」という低レベルなやり取りになってしまうことがあります。そうなると意地の張り合いに展開し、相手の弱点を突き刺し合うことになってしまいます。結果、勝った方も負けた方も、苦々しい思いを抱いたまま、それなりの妥協点をつくって終結することになります。

 本来、人間同士は敵対する間柄ではなく、協力し合う間柄であるべきです。特
に議論や喧嘩ができるような近しい関係にある人とはそうであるべきです。ところが近しいからこそ難しい場合があります。ちょっとした行き違いで喧嘩になり、すぐに“勝ち負けの構図”にはまってしまい、相手を打ち負かさなければならない敵のように感じてしまうのです。

 感情的になって、協力すべき相手を打ち負かすべき相手であるかのように錯覚してしまった時は、悪魔が直ぐそこにいることを思い出して下さい。悪魔は「もっとやれ!もっと喧嘩しろ!おまえの方が正義なんだ。相手をギャフンと言わせてやれ!」と煽ってきます。

 と同時に神も直ぐ近くにいて、「素直に自分からゴメンと言ったら。相手を打ち負かして勝っても解決にならないよ。できるだけ早く仲直りする一歩を踏み出しなよ」と和解の励ましをしてくれています。

 私たちがどちらを選ぶかです。私たちに選択権があるのです。悪魔の煽りを選ぶ
か、神の和解のアドバイスを選ぶかです。

 あなたならどちらを選びますか。勿論、神の和解のアドバイスですよね。神に付くか、悪魔に付くか、それは私たちが決めることです。


■祈り■
 神よ、あなたにこそ全ての解決があります。時に悪魔の誘惑に乗ってしまいそうになります。そんな時、冷静な判断が出来るように、神よ、私を助けて下さい。イエスの御名によって、アーメン。

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