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Step by Step 3月8日 ■□安息日の意味□■

  安息日を覚えて、これを聖とせよ。六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。出エジプト20章8-10


 聖書には安息日というのがあります。一週間に一度、一切仕事をせずに、文字通り「ホッと息をする日」です。聖書の規定では、自分や家族だけでなく、使用人も家畜も在留外国人も安息日を守りなさい、と記されています。

 聖書の国イスラエル(ユダヤ教)では金曜日の日没から土曜日の日没までが安息日です。キリスト教の場合は、イエス・キリストが死から復活した日曜日が安息日(聖日)となっています。ユダヤ教ほどではないですが、キリスト教も安息日をとても大切にしています。

 実は、安息日には単に仕事をせずに休む以上の意味があります。それは…

1.安息日を守る人は、その日自分の働きを停止してしまいます。それは私が仕事をしていない間でも、神が私の生活を守って下さるという神への信頼を表明することなのです。ある人は、休日に神を礼拝するよりも、仕事してお金を稼いだ方が得に決まっている。礼拝している暇などない、とにかく仕事して儲けないと!となるわけです。ある人は強迫観念的に休むことができません。休んでしまうと自分が分からなくなってしまうからです。しかし安息日を守る人は、神を信頼しているからこそ、自分の働きをいっさい停止して神を礼拝し、自分をリセットして、刃研ぎの時間にします。6日働いて1日休むというリズムの中で心身共に健康が守られるのです。

2.安息日には神を礼拝します。仕事をせず何の生産性もないのに神の前にでるのです。また仕事(職場)を離れるということは、何の肩書きもなく、仕事の失敗も成功もなく一人の人間として神の前に出るということです。何も生産性がなくても神の前に価値がある。何の肩書きもなくても一人の人間として価値がある。仕事で失敗しようが成功しようが神の前に価値がある。私達にとってもっとも必要なことを確認するために安息日があるのです。

■祈り■
 神よ、私に安息日の恵みを与えて下さってありがとうございます。神の前にでる安息日こそ私達の原点です。そこから全てが始まります。イエスの御名によって、アーメン。

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