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Step by Step 7月23日 ■□愛することについて□■

わたしは、新しいいましめをあなたがたに与える、互に愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互に愛し合いなさい。ヨハネ13章34節   


 無条件の愛、永遠の愛。非常に魅力的な言葉です。でもはっきり言って、この二つの愛を人間は持ち合わせておりません。ですから、残念ながら、僕も持っていません。人間の持っている愛は条件付きであり、有限な愛です。条件や有限の幅は人によって多少違いますが、条件付き、有限であることには変わりがありません。

 聖書の有名な言葉に「神は愛です」というのがあります。この言葉は決して「愛は神です」とはなりません。「神は愛」なのです。愛の出所は神であり、神こそ愛の源だからです。神は永遠の存在なので、神の愛も永遠です。神は誰の上にも太陽を昇らせ、雨を降らせるので、神の愛は無条件です。また神はご自分を偽ることができないので神の愛は真実です。

 この神の愛に愛されていることを体験する時に、私たちは、条件付きかつ有限な範囲ですが、真実に愛することができるようになっていきます。

 そうなのです。結局、私たちにとって、全人類を愛するとか世界平和を祈るとかいう名文句はほとんど意味がありません。私たちにできることは、与えられた時間の中で、出会わされた身近な人たちを、条件付且つ有限ではあるけれども、真実に愛するということだけなのです。家庭や学校、職場の目の前の人を真実に愛し、彼らと平和な関係を築くことが私達の目指すことであり、取り組むべきことなのです。

 では「愛する」ってどうすることでしょうか。それはいろいろな問題があったとしても相手の可能性を信じ、応援してあげることです。人間関係でいろいろあっても相手の存在価値を認めてあげること。そして相手の幸せと成功のお手伝いしてあげることです。

■祈り■
 神よ、私に愛することをいつも教えて下さい。心に迷いが来たと時に、神様を見上げ、愛することを選ぶことができますように。イエスの御名によって、アーメン。

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