言葉をコントロールする
聖書にこういう言葉があります。
言葉が多ければ、とがを免れない、自分のくちびるを制する者は知恵がある。箴言10章19節
耳障りのいい言葉をどれだけ語っても、話すべきでないことを話してしまう人は信用を失います。気の利いたことをどれだけ喋っても、相手の話にしっかり耳を傾けられない人も信頼してもらえないでしょうね。
相手の話にしっかり耳を傾けられる人。話すべきことをしっかり伝えられる人。話すべきでないことは絶対話さない人。そして相手の成長に役立つ言葉を話せる人。こういう人が人の信頼を獲得できるのでしょうね。
僕はなかなかそういう人にはなれません。修行中です。
僕は口が重い人間です。どちらかというと黙っている方がいいなぁ~と思ってしまうタイプです。あれこれと会話を楽しむことも苦手です。考えている内に話題が過ぎてしまいます。自分の思いを表現することに恐れや恥ずかしさを感じてしまいます。ですから、話すべきことを言いそびれてしまうことが多いなぁ~といつも反省しています。
その代わり、書くことならそれなりに出来ます。優れた文章を書くことは出来ませんが、拙文ながらもなんとか書けます。ですから毎日このように片柳神父の「心の深呼吸」からヒントを得たエッセイを書いています。SNSへの投稿は、自分を成長させるために、だいぶん覚悟して始めました。予想以上に沢山の人が読んでくださっていることに感謝しています。ありがとうございます。
それでもやっぱり語って伝えられる人でもありたいとも思っています。そのために、しっかり聴いて相手が本当に望んでいることを知ること。それが分かったならば、相手の望みを叶えてあげるための会話をし、そのために行動することを大切にしたいと願っています。
***参照聖句***
おりにかなって語る言葉は、銀の彫り物に金のりんごをはめたようだ。箴言25章11節