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幸福と幸運の相関関係

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 キリストは、“岩の上に家を建てた賢い人と砂の上に家を建てた愚かな人”の譬え話をしました。キリストの言葉を聞いてそれを行う人は、岩の上に家を建てた賢い人のようだ。自然災害に襲われてもその家は倒れない。反対に、キリストの言葉を聞いてもそれを行わない人は、砂の上に家を建てた愚かな人のようだ。自然災害に襲われると倒れてしまい、その倒れ方は酷い。

 この譬え話は幸福と幸運の違いを説明しているとも言えるでしょう。

 幸福は、岩の上に家を建てるように、地道に自分を成長させ、良い習慣を身につけ、日常の仕事をしっかりこなし、家族を愛し、仲間を大切にし、金銭管理、健康管理も怠らない生活の中で築き上げられていきます。

 幸運は、砂の上に家を建てるように、地道なことを抜きにして、偶然に舞い込んでくるものです。宝くじの1等賞に当選することは幸運なことです。しかし当選した多くの人の人生は破滅しているとも聞きます。競馬の馬券に当たった人は、さも自分の実力で当てたように自慢するそうですが、事実は、自分の力でなく、偶然に当たったに過ぎないのです。このように幸運は偶然性の上に成り立っているだけですので、非常に脆く崩れやすいものです。

 かと言って、幸運が全て悪いわけではありません。幸運を上手に幸福に繋げている人も沢山いると思います。そういう人は、幸福を築くための地道な生活をきっちりしている人ではないでしょうか。幸運に恵まれても、有頂天にならず、地に足をつけて生活ができています。

 僕は聖書の神を信じて生活をするということは、“神を味方につけて生活する"ことだと説明します。言い換えたら、“幸運を味方につける”ってことです。しかしそのためには、神が好まれる生活をしておくことが重要なのです。幸運が好む生き方をしていることが必要不可欠なのです。神が好まれる生活、幸運が好む生き方ってどういうことかというと、最初に書いた“岩の上に家を建てる賢い人”の生活です。キリストの言葉を聞いて行っていく生き方です。直ぐには身につかないけれども、時間を掛けて取り組んで身体に覚えさせていくのです。完璧
にはできないですが、その気持ちと実践が神が好まれる生活となり、幸運が好む生き方になっていきます。

 幸福と幸運の相関関係を活用していきましょう!

***参照聖句***
それで、わたしのこれらの言葉を聞いて行うものを、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができよう。雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけても、倒れることはない。岩を土台としているからである。マタイ7章24-25節

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