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コロナでタイトルマッチが消滅した話




プロボクサーの小林孝彦です。






紆余曲折しまくって結局消滅したタイトルマッチについて話します。





沢山の方から試合に関しての連絡を頂くのでここに書きます。世の中が大変な時にボクシングのことを気に掛けて頂いて感謝しています。






現状を報告すると、元々4/9に予定されていた試合が、コロナウィルスの影響で5/17に延期になったのですが、その後5/17も中止になりました。




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5/21に24歳の誕生日を迎え、日本ユースタイトルを懸けて試合をする資格が失くなり、これ以上の延期が出来ないのでタイトルマッチ自体が無くなりました。









去年の9月に14戦14勝(10KO)のチャンピオンに挑戦状を出して、10月に返上されて王座決定戦の対戦相手を募集し、年内中になかなか決まらず遂に決まった4月9日から5月17日に延期になり結局中止。





文章にしたらたった4行だけど、試合が決まるまでめちゃくちゃ長かった。








結果が全ての世界。その結果というのは漠然と「勝ち」か「負け」の二つだと思っていた。今回のように「できない」というのも結果。






5月17日はただの日曜日になったし、2000人の前で殴り合うことも、ベルトを巻くことも無い。









人前で出す事はないけど、正直落ち込んでました。






落ち込む事に意味は無いし、ポジティブな方が良いことは理解してるんだけど、感覚というのは厄介な物だなーと思います。







ずっと試合を楽しみにしてくれていた方々に申し訳ないです。






試合無くなったり世の中暗いニュースばかりで状況は悪いけど、俺の職業はプロボクサーだからいつも通りトレーニング頑張ります。






次の試合の時はめっちゃ強くなってるから楽しみにしててください!










小林孝彦













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