今までありがとう死にます


去年の春。夕方にシャワーを浴び、ひと息ついてスマホを見たら、このような連絡が来ていた。
距離をおいていた友人の一人だ。
電話をかけてもピックアップされず、既読もつかない。
死にます と言うモノは死なないとよく聞きますが、本当にそうなった例も聞いたことがあったので、慌ててしまった。
ようやく一人、共通の知人がいるのでその方に事情を話したら連絡をして下さった。
翌日。知人には すみませんでした。もう大丈夫です。 との連絡が来たけれど、けろっとしており頭に来ました! 温厚なあの方が仰っている。その通り以上に呆れてしまった。
生きているならそれでいい。

通常の生活に戻していた辺りに、友人が同じ内容を送って来た。
不思議とどこか浮ついた印象も受けた。
中で何かが蠢き、自分だけ全てが止まっている感じに。
危機を覚えて専門家に相談をしたら、これは脅迫罪です。警察の域ですね。
そうか。警察か。友人は犯罪者なのだ。 だからこんなにも自分が自分でないような状態なのか。と、思ったら気が楽になった。
もう友人でもない。関係の無い人物。
繋がっていたInstagramやTwitterは先方がブロックしてくれたようで安心している。

しかしなぜ距離を取ったのか?
一昨年待ち合わせをし、移動中に、「実はずっと食欲がなくだるい症状が続いている」ぽつりと目を見ずに告げられた。よく見るとマスク上からでもわかる顔色。体も薄くなっていた。
友人はエッセンシャルワーカーでありながらワクチンに怯え接種していない。そのくせ罹患したらどうなるのかを会う度に聞かれて答えていた。笑
呼吸器にも疾患がある自分を知っている友人の行動の残念さとそれくらいプライスレスな仲だったようだ。
翌日とにかく診てもらうよう、周囲の内科クリニックを沢山送信し、結局は夏風邪だっだようだが、初診門前払いに怒る連絡を随分送って来ていた。
その中でよく一軒診て下さった。感謝しなさい。のみ送ってそれきりだった。

様々に強制はしませんが、特に命の関わる迷惑はしないように気を付けようね!
で結ぶべきだったかな?と今は思わなくも無い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?