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五里霧中~2

ピカンチュウの策略

ピカンチュウがローンの支払いをすると言って、僕の口座から引き落とされる日になった。

僕は朝起きてから、今日はどうか無事にお金を引き落としできるように祈っていた。

しかし、午前中にピカンチュウから連絡はなかった。

13時を過ぎ、さすがに焦りだしてきたので、ピカンチュウに連絡を入れた。

トゥルルル♪トゥルルル♪

ピカンチュウ「もしもし」

僕「もしもし、先輩」

「今日ローンが落ちる日なんで段取りできてますか?」

ピカンチュウ「ああ、大丈夫や、ギリギリなるかもしれないけど、引き落とし間に合わせるから。」

僕は安堵感に包まれていた。

そして約束通り、ピカンチュウは引き落とし額の8万を振込みしてきた。


間一髪だった。

喜びは束の間、僕は来月は大丈夫なんだろうかと小さい不安を抱いてることに気が付いた。

ピカンチュウの支払い遅れがついに発生

恐れていた事が現実になってしまう。いや、予想できた事だった。

やはりピカンチュウを信じた自分がばかだった。
焦燥にかられていたが、立ち止まっていても何も始まらない。

毎月八万を払っていくというのは、既に自分は無理だった。

バイトをしたとしても、休日のみしか働けないのでせいぜい月に3万~5万だった。

ピカンチュウに支払い催促をするもののなしのつふては!

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