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未来への名言118「勝つことが強いのではない。負けてもくじけないことが強く尊いのだ。」(近所のお寺に書いてあった言葉)
「強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ。」
これはドイツのサッカー選手フランツ・ベッケンバウアーの有名な
言葉ですが、「勝つ」と「強い」は似て非なることを
多くの人が歴史の中で語っています。
「勝ちたい」という欲求と
「強くなりたい」という欲求もまた異なります。
例によって、ヘンリー・マレーの欲求心理学で考えようと思ったのですが
うまく整理できませんでした。。。
ここで活用できたのは日本の心理学者 荻野七重先生、斉藤勇先生が
作成した「社会的欲求リスト」です。
「社会的欲求リスト」から考えると「勝ちたい」という欲求は以下。
■優越支配に関する欲求
・ 競争欲求 他人と争いたい
・ 優越欲求 他人より優れていることを証明したい
・ 攻撃欲求 武力を使って、相手を攻撃したい
・ 反発欲求 やられたらやり返したい
・ 名誉欲求 社会的に名誉のある地位につきたい
一方の「強くなりたい」という欲求は以下。
■積極的活動に関する欲求
・達成欲求 困難を乗り越えて目標を達成したい※
・ 内罰欲求 自分に悪い点はないか反省したい
・ 自己成長欲求 自分自身を充実、成長させたい
・ 持続欲求 最後まで根気よく続けたい
・ 自己実現欲求 人生計画をしっかり立てて日々努力したい
・ 知識欲求 勉強して知識を増やし、多くのことを学びたい
※はどちらにも当てはまると思ったものです。
「相対的な結果」を求めるか「主観的な過程」を求めるかも
大きな違いだと感じました。
今回の言葉では「強い」が良いことのように書かれていますが、
どちらが正しいということはありません。
人生を振り返って、自分が立派だったと誇れる生き方・道を
進んでいくことが大切なのではと最近感じます。
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