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Labo Yappliの再起に奔走したアツい2人の話 #おしえてヤプリ

ヤプリのメンバーに様々なことを教えてもらう 「#おしえてヤプリ」
今回はカスタマーマーケティング部のざきさんが、ヤプリが運営するオウンドメディアアプリ「Labo Yappli」について、運営メンバーの川崎さん、井田さんにアツいお話を伺いました!

プロフィール

川崎 敬仁(かわさき ひろと)
大学卒業後、アプリ開発に従事。2016年にディレクターとしてヤプリに入社。2018年からカスタマーサクセス部に異動し、カスタマーサクセス部の立ち上げ・推進を経験。2020年からはカスタマーマーケティング部も兼任。業務後はお気に入りのK-POPアイドルを社内メンバーに布教する活動に注力している。
井田 恭介(いだ きょうすけ)
新卒ではWEBサイト制作会社でWEBディレクターとして、サイトリニューアルの進行管理や、常駐先で運用体制の構築を経験。
その後転職し、大手飲食情報サイトでターゲティング商品の企画担当を経て、2019年11月にカスタマーサクセスとしてヤプリ入社。
FC東京とラーメンとスニーカーとキャンプが好き。


Labo誕生と「アプリが死んでいた」過去

ざきさん(以下「ざき」):まずはじめに、Labo Yappliがどんなアプリなのか、教えて下さい!

川崎:Labo Yappliは、ヤプリが運営するオウンドメディアアプリです。最新機能を実際に試したり、Yappliでできることを全部詰め込んだ体験型アプリになっています。(ダウンロードはこちらから!)

Labo紹介

井田:僕が入社したのは2019年ですが、いつからあったんですか?

川崎:2018年1月にリリースしてますね。当時セールスメンバーから「ドッグフーディング(*1)アプリをやらないか?」と声があがって、有志で企画していました。
(*1)ドッグフーディングとは企業が自社の製品を使用すること。

リリースSlack

ざき:Laboが活発に動き出したのはここ最近の印象ですが、なぜでしょう?

川崎:リリース直後の2018年3月には、メイン機能のひとつである「機能図鑑」が完成しています。立ち上げメンバーがすごい頑張って実装してくれました。けど、その後の運用をひっぱるオーナーが居なかったんですよね。

井田:作ったはいいけど放置していたって感じですね。アプリって作って終わりじゃないからなぁ。

ざき:いつも私たちがお客様に言う言葉ですね(笑)反面教師です。

川崎:アプリの運用にあたって、どういうコンテンツを用意する?新機能を使えた方がいいよね?アップデートしなきゃ…と考えることがたくさんあって、割と放置されていましたね。勢いで始めてしまって、アプリが死んでいたんです。

ざき:なんと。アプリプラットフォームの会社として、耳が痛いです。皆さん、危機感はあったんでしょうか?

井田:僕はまだ入社していなかったけど、危機感はあったんじゃないかと思います。Laboはアプリストアで検索したら一般の方もダウンロードできるんです。アプリの会社なのに、何も更新してないってちょっとかっこ悪いですよね。


渾身の企画書が再起のきっかけに

ざき:いつからか、Laboはカスタマーサクセス本部(以下、CS本部)で運用することになりましたよね?

川崎:はい。社内で一番アプリ制作に詳しい部署だからでしょうか。普段、お客様のアプリを構築するのも、CS本部のディレクター・デザイナーなんです。2019年は、Laboでやりたい企画があればCS本部で手を動かして、更新していました。

ざき:なるほど。積極的に運用はされず、一部のメンバーが対応していたんですね。

川崎:2019年の夏頃、このままじゃダメだと、ディレクターとカスタマーサクセスマネージャーのメンバーが一念発起して、Labo Yappliの再定義を行う企画書を作ってくれたんです。

LaboYappli 2019 企画書

ざき:お客様への提案用か?と思うほどしっかり作られていますね!!お二人はどう思いました?

井田:まさに欲しかったやつ!って思いました(笑)実はこの頃に入社したてだった僕は、お客様を訪問するたびに、手元で簡単に紹介できる資料があると助かるんだけどな〜Laboちょうどよさそうだな〜
と考えてたんです。

川崎:そうそう、僕もずっとLaboに物足りなさを感じていて。ツールとしてはうまく使えば効果がありそうなのに、更新頻度は低いし自分がオーナーでもないから、歯がゆかったんです。そのタイミングでこの企画書でした。

ざき:死んでいたLabo Yappliを復活させよう、という流れを生んだんですね。

川崎:とはいえ企画書は壮大でしたし、アップデートがうまくいかない・バグが見つかる・リソースが無いなどでまた少し放置されてしまいました。僕たちも片手間だったので、まずは出来るところからやりたい、まず使えるようにしたいと思い始めました。

井田:まずは小さく始めたかったですよね。Yappliには、アプリをCMS(*2)ですぐに更新できるという強みがあるので、らしさを活かしたいな、と。
(*2)CMSとは、Yappliの管理画面のこと。アプリを更新したりコンテンツを作成できる。

候補7_川崎さん_edited


「新機能の提案に活用できる!」全ては自分のためだった

ざき:復活の機運が高まった頃、お二人で一緒にやることになったきっかけは何だったんでしょう?

川崎:目標設定が被ったんです。僕は「Laboを活用する」と決めていました。お客様に対してYappliのアップデートや重要な情報を伝えるために、メルマガ・note・Laboなどの、今あるチャネルをフル活用しようと思っていました。

井田:僕も、「Labo Yappliのアクティブ化」を目標に設定しました。お客様とコミュニケーションをとるときに、手元のLaboを見ながら話すイメージがあったんです。

ざき:偶然、同志になったわけですね。放置されてきたものにテコ入れする瞬間は、勇気が必要そうですね。

川崎:昔の苦労を思えば、今すぐやりたかったですよ。Laboがリリースされた頃、僕はディレクターで、当時新機能だったスタンプ機能の初導入を担当していました。まだまだお客様の要求を満たし切れない新機能の改善をしながら導入提案を行うという、てんやわんやな状態だったんです。

ざき:今でこそ新機能の提案に使えるデモ動画などがありますが、当時は…

川崎:なかったです(笑)自分でCMSを操作して、デモ用のサンプルスタンプを作ってました。「新機能を提案するのむず!」って悩んでましたね。だから自分のためにも、Laboは活用したかったんです。

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井田:わかる!お客様に見せられるものが無くて困ってました。実物を見せると説得力が違いますし、見てもらった方が早いものはLaboにあるべきと思ったので、実現できて嬉しかった。

ざき:今は種類が増えたスタンプ機能も、全パターンの実物をLaboで見ることができますね。お客様にサッと見せられて、とっても重宝しています。

井田:僕はLaboを、お客様とのコミュニケーションツールにしたかったんです。もっと言うと「僕が作ったんですよ。」とドヤりたかった(笑)

ざき:ドヤりたかった、の部分、ちょっと詳しく聞かせてもらっても良いですか(笑)

井田:Laboを目標に設定したのは入社から半年経つ頃で、「ベンチャーに入ったら名前を売らないと埋もれる」と思ってたんです。かと言って無理に得意分野じゃないことをやって、この程度かと思われたくなかった。前職でWEBディレクターをやっていたので、自分のスキルを活かしながら「井田さんがやったんだ」と認識してもらえる仕事を探してました。

ざき:社内に自分の存在価値が浸透するタイミングを狙っていたんですね。

川崎:つまり、ドヤチャージしてたんですね(笑)

井田:そうです(笑)Labo復活のタイミングと合ったことで、スキルも活かせるし、Laboという便利なものをもっと表に出したいし、何よりも自分が一番使えるし、と思って取り組みました。


「UI別デザインサンプル企画」でリスタートし、徐々に定常化へ

ざき:具体的な企画として「UI別デザインサンプル」ってどんな企画だったんですか?

川崎:よく井田さんと話していた、リニューアルのテンプレートがあったら便利では?という話を具体化しました。

井田:アプリのリニューアルって、頭でっかちになりやすいのでは、と思ってます。現デザインでのアクセス数やデータを分析して、リニューアルすべき背景やKPIを決めて…勿論それも考えるべきだけど、まず再構築してみる・やってみるが叶うのがYappliのいいところなのに、始めるまでの時間がもったいないな、って。

UI別デザインサンプル

川崎:UI別のデザインサンプルがあれば、まずはやってみようかな、とお客様も思ってくれるのでは?と感じていました。ムズカシイことはすっ飛ばして「これがいい!」と思える実物があれば、僕たちも提案しやすいし、結果次第ではすぐに元に戻せますからね。

井田:お客様のためでもあり、自分たちのためでもあります。リニューアルのハードルを下げて、スピードをあげてもらうつもりでした。

ざき:Mobile Tech for All(*3)だ…。他にはどんな運用業務がありますか?
(*3)Mobile Tech for Allとは、ヤプリが掲げる、すべての人にテクノロジーをという概念。

井田:Yappli Summitという自社主催の大型イベントをアプリでフォローしました。プログラムに沿ってプッシュ通知で連動したり、タイムテーブルの確認やスタンプラリーなど、Laboで楽しんでもらえるコンテンツを作りました。

川崎:アプリプラットフォームの会社なので、アプリで提供する意味があると思っています。Twitterでも拾ってもらって「プッシュ通知がくるのはありがたい、さすが」とご意見をいただきました。

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井田:基本的には、機能図鑑の更新や新機能の実装が川崎さん、UI別デザインサンプルやお客様インタビューなどの企画・施策単位で、井田が担当してます。

川崎:新機能のタイムリーな実装は、理想ではリリースと同時に行いたいと思ってます。あるべき姿にはまだなっていないけど、以前は全く更新できていなかったので、まず動き出したことが重要かなと。


お客様の気持ちを理解するために絶好のツール

ざき:大事にしたいモットーはありますか?

井田:企画書にもあった「アプリを運用しているお客様の気持ちに共感しよう」ですね。お客様の気持ちは、実際にYappliを触ってみなければわからないと思ってます。ヤプリのみんなにも理解してほしいので、少しずつ巻き込んでいければ嬉しいです。

川崎:お客様には「この機能で簡単に作れます」「プッシュ通知を配信しましょう」と言うけれど、本当に簡単に作れるのか?プッシュ通知の文言を考えるのってめっちゃ大変だよね?っていう共感ですよね。

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井田:プッシュ通知の配信予約のボタンを押すとかもね(笑)

川崎:そうそう、数百万人とかいるので、結構緊張しますよね(笑)

井田:お客様にアドバイスするための理論武装にもなるし、自分の言葉に説得力を持たせるために必要だと思ってます。

ざき:ヤプリ社員みんながお客様目線に立つための手助けとなるように、また、お客様がもっとYappliを活用していただくヒントとなるように、これからのLaboに期待しています!
お二人とも、ありがとうございました!

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ヤプリでは様々な部署のメンバーを募集しています。