働きやすい会社にするためのYさんの挑戦!【タイムカプセル大学Vol.80】
ーーー 改善するともっと働きやすくなるというポイントはありますか?
Yさん:拠点間のコミュニケーションがとにかく難しいなってすごく思います。
なので、各拠点のコミュニケーションを少なめにできるような組織作りは、これからやれることですね。
アイザワ:我々は、創業期の2013年からリモートワークを開始し、その後すぐに横須賀オフィスができて、他拠点でリモートワークで働く取り組みをしています。創業期からこのコミュニケーションや人間関係構築の課題はずっとありますね。とはいえ他拠点や、リモートワークでチームを構築したおかげで、なかなかIT企業が進出していなかった気仙沼市や、吉野ヶ里町、高千穂町、伊万里市など、他の企業が進出してこなかった地域にオフィスを作ることができ、そこにエンジニア職という地域になかった新しい職業を作れたというのは、ポジティブに捉えています。ポジティブな要素もあるし、一方で課題もあるっていうですね、両面あるのかなと思っています。
ーーー 課題の解決を目指して今後考えていることはありますか?
アイザワ:これからはエリアをまとめるマネージャー制度を作っていこうと思ってます。そのマネージャーがコミュニケーションの円滑化を計ります。
コロナ前までは、年に1・2回、夏合宿を行っていて、東京で開催したり、横須賀で開催したり全員が顔を合わせる機会があったんですよね。それが仕事のしやすさにも繋がっていました。コロナ禍でそれが中止をしていたのですが、今年から皆んなが集まるイベントを再開しようと思っています。そうすることによって、コミュニケーションを取りやすい環境と働きやすい環境を作っていきたいと思ってます。
ーーー 集まりが定期的にあると、コミュニケーションの取りやすさは変わってきますか?
Yさん:それが要因でポンとリーダーみたいな人も出てくるようになるとは思うので、重要な気はします。
ーーー 社員は、どういうタイプの方が多いですか。
Yさん:エンジニアだからというわけではないと思いますが、とんでもなく内気な方が多いと思いますね。
アイザワ:そこは創業者に似たというか、いやもう本当に内向的な性格。
Yさん:喋ってみると外交的だったりする方も多いんですよね。なんでなんでしょう。
ーーー チームを引っ張るリーダータイプはそんなに多くないですか?
Yさん:性格的にこの人はリーダーやってもいいなっていう人は、全然多いと思います。ただ、知識や性格など、総合的に判断すると、リーダーを任せるには、まだこれからだなという方が多いです。今後は育成もやりたいですね。
ーーー Yさん自身は、今後どういうことがしたいですか?
Yさん:私が最終的に力を入れたいのは、教育なんですよ。教育の輪を広げていくことが自分自身の成長、挑戦にもなり、教えることができる人が増えることによって、いい感じに後輩も育つんじゃないかと思っています。
ーーー 具体的に考えていることはありますか?
Yさん:私たちが各地域で実施しているプログラミングワークショップが、地域の人材を育てていく事業だと思います。
私自身がその体験でエンジニアの道に進んだように、社内も含めて教える体制をもっと拡充できるようになるといいと思いますね。今はまだ教育専用チームというのが成り立ってない状況なので、そういうチームがあっても面白い気がしています。
ーーー Yさんの考えを聞いてアイザワさんはどう思いますか?
アイザワ:タイムカプセルの説明をするときに、 結構Yさんのエピソードを話すんですよ。そうするとその後、Yさんの後輩たちもタイムカプセルに入社してくれるようになったんです。
この話をすると、地域の方から「非常に理想的ですね!」と評価をいただきます。 私は、地域の若者たちが、自分の故郷で働く場を見つけ、そこで成長して活躍していくってことは素晴らしいことだと思ってるんで、地域に貢献できていくような若い方々を今後も育てていきたいと思ってます。Yさんがそのロールモデルになってくれたので、非常に嬉しいなと思っています。
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