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鑑賞のりれき 2022年4月

※ネタバレを含みます

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密/Fantastic Beasts: The Secrets of Dumbledore(2022)

第1作目からそうだったんだろうけど、特に今作は兄弟や姉妹が象徴的な描かれてて、"2人だけの繋がり"的なものを強く意識させられた。その2人の間にしかなくて他人が介入できない感じ。魔法界の政治というより、どちらかというとキャラクターの関係性にスポットを当てた話なんだなと思った。
面白いシーンや鳥肌立ったりする場面も沢山あったのだけど、個人的な感覚としては"ハリポタファン向け"の映画になってしまった感じがして〜ちょっと残念だったかも。もっとキャラクター個人の成長が見たかった。
前作が悲しい終わりだったので、今回の結末でほっとできたことはなにより。

ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス/Doctor Strange in the Multiverse of Madness(2022)

他のマーベル作品にないおどろおどろしい演出が目新しく良いシーンもあったけど、自分の好きなキャラたちがエグく殺されていく様があまりにキツすぎて、サムライミ〜!?ってムカついてしまった。
特にワンダは大好きなキャラクターで、ドラマでは微妙な彼女の心を丁寧に描写していたと思う。トラウマと孤独を繰り返してきた彼女の強さと悲しみ。そこに共感したのに、今回の彼女は自分勝手すぎて…あの本のせいなのは理解したけど、それにしても扱い方がひどくてちょっと悲しかった。
途中からは、これはマルチバースを意識したホラーコメディなのかもと解釈し、ムカつくのをやめてこれはコメディだと思って観るようにした。
ストレンジがワンダに近い感情を抱いてたから、そのあたりで彼女の救いになれたらもっと良かったなと思った。な。
異端な作品でした。

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