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「遊び」から「真剣さ」が生まれる

野球って、ゲームだよね?

WBC優勝、最高でしたね!

それにしてもMVPの大谷さん、
めちゃくちゃ努力家ですよね。

高校生の時に書いたマンダラをみると、
いかに真剣に野球に
打ち込んでいるかわかります。

飲み会もほとんど行かないんだって。


でもね、思ったんです。
野球って、もともとゲームだよね?

ゲームって遊びのはずです。
別に何かを生み出すわけではない。

バットを振っても、
速い球を投げても、
稲が育つわけではないですよね。


なのに大谷さんは
なんでこんなに真剣なんだろう。

これを解き明かしたのが
オランダの学者、ホイジンガです。

ホイジンガは
人間をホモ・ファーベル(遊ぶ人)
と呼びました。


そして、人間の全ての文化は
遊びから始まったといいました。

それは、国家も、裁判も、宗教も、
芸術も、労働も、スポーツも、

全てのものが遊びから始まったと
いうのです。

仕事だって遊びからはじまったはずだ

世界的な航空会社
ヴァージン・エアーを創業した
リチャード・ブランソンの本を読んでいたら、

その創業のきっかけが書いてありました。

彼がプエルトリコに遊びに行こうとしたら、
飛行機が急きょ欠航に。

普通の人なら次の便までまつところですが、
彼はチャーター便を数十万円で呼びました。

そして同じ便の乗客に
お手製のチケットを売ったんだとか。

つまり、航空会社ごっこから
世界的な航空会社が始まったのです。


創業者が創業期をたのしく語るのは、
どんなビジネスも
遊びから始まるからかもしれません。

「遊び」から「真剣さ」が生まれる

ホイジンガは、
遊びを極めていくと
それは秩序を持つといいました。

厳密なルールができてくる、
つまりゲームやスポーツになるのです。

そして、そのルールの中で
ひたすら努力するようになる、
「真剣さ」が生まれるのです。

「真剣さ」と「遊び」は
対立するものではなく、
「遊び」のなかから「真剣さ」が
生まれる
のです。

これはまさに大谷さんの
野球という遊びに対する
姿勢にもつながるのではないでしょうか。

根っこに遊びがなければ続かない

ホイジンガの考えに出会うまで、
僕は遊びと真剣さを対立させて
考えていました。

だから、なるべく「遊び」を減らして、
「真剣さ」を増やそうと考えていたのです。

だけれども、
この考え方に出会ってから
「真剣さ」の根っこにある「遊び」は何かを
考えるようになりました。

どんなに儲かりそうなビジネスを
真剣にやろうとしても、
僕がベースでその遊びを
楽しめていないのなら、
きっと続かないのです。

それは僕の遊びではなく、
他の人の遊びなのです。


だから、
僕は仕事をしている時、
その元となる遊びを
僕は楽しめているのか

自問自答するようにしようと思います!


世界の誰か1人でも
心に響いたら嬉しいです!