wearing note #7 マーケティングについて

・苦手分野
・心が濁る
・本当になるべく関わりたくはない

 冒頭からどんだけ後ろ向きなんだよという話なのだけど、社会人になってもう5年は経ってるはずが、今でもマーケティングに対して忌避感がある。
 この世界はマーケティング無しに成立不可能なほどに、情報が多すぎる。情報も多ければそれを繋ぐものもノードも多いしその消費者も多い。
 特定の産業を支える企業体と流通経路があまりにもデカくなりすぎてインフレを起こし、地方で新しく商品を開発する事は可能でも、それをまともに販売して行くことの難しさを感じたりしないだろうか?
 というかそもそもまともに販売という概念そのものが間違っており、この世界には適切な事業規模と適切な生産数と少し多い消費者だけが求められていたのではなかったか?

 現代社会にはマーケッターないしコンサルという「真実」と「愛」と「正義」と「勇気」と「本質」と「成長」と「変化」を武器に戦う戦士たちがいる。僕たちの社会や生活にとって、本当に必要なものを教えてくれるいい人たちばっかりで大変な仕事をしている。最高!
 問題は、「勇気」はともかくそれ以外の概念は押し並べて人に与えるものでも人から得るものでもないということだろう。
 僕自身ファッション関連の分野に一言あるので、否定するのは難しいところがあるのもわかっているが、商品を求めている人間を探すことも、また情報を届けることも企業努力のうちだとは理解している。
 とはいえ、真実の愛を表現してほしいがために指輪を欲しがる人間を作り出してどうすんだよ!みたいな気持ちもある。

 何はともあれ、社会に出てからマーケティングというNIN-JUTSUを学んでしまい、いつもうんざりした気持ちになっている。(そもそもマーケティング学はとてもエキサイティングだ!みたいな顔をする東大卒の30代役員にも会ったが、僕の認識では経営学の一旦ではあるけども、実践としてのマーケティング理論は誤用だらけだとも思うし複合分野なので、全員コトラーとラカン読んでから言ってろみたいな気持ちしかない。まず東大卒で民間企業で働いてるって別に偉そうな顔しても結果それ普通の人間だろすぞみたいな気持ちにならない?どこに尊敬ポイントあるか教えてくれ五飛。)
 元上司がまたインスタ関連のマーケティング会社作ってバリバリやってるのみて、政治・産業・学問ならやっぱり産業が一番嫌な気持ちになるな...と思いました。
 自分の欲しいものがなぜ欲しいのかを考えながら買い物をするのは疲れるし何も考えずにタイに行きタイ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?