フェイクドキュメンタリーQ考察その2


 まず最初に、フェイクドキュメンタリーQは、大勢の人が考察を行っていて、多くの指摘をしております。私もそれら大勢の指摘を読んで、納得したものの中から自分の考えを組み立てております、「全部自分が考えたんだ!」なんてことはさらさら思っていません。
 大勢のフェイクドキュメンタリーQを好きな人たち、考察者さまに感謝しています。
 ありがとうございます。

フェイクドキュメンタリーQを考察するにあたって私が一番気になったのが、ドラマ内の登場人物が生活活動している「作中世界」と、現実に皆口さんらスタッフが活動している「現実世界」との見極めであります。

一例を挙げると、
「Q1.封印されたフェイクドキュメンタリー - Cursed Video」
https://www.youtube.com/watch?v=mKVq82u_JDc
に出てくるビデオソフト「不思議体験ゾーン下巻」は現実に存在する物で、作中世界でも重要アイテムとして登場しています。

現実世界の視聴者は作中の扱いを「現実世界のスタッフが上書きしたんだろうけど、ひょっとして…」という余地がこの「Qワールド」の肝なわけですけど、

実際にビデオソフト「不思議体験ゾーン」を作った現実世界スタッフにしてみれば「俺たちの作品に、なに勝手なことしてるんだ!」となるわけです。

なので現実世界のスタッフも当然「不思議体験ゾーン」制作者、著作権保持者に許可をもらったでしょう、

開始00:09画面右上に表示される「※本作は許諾を得て再編集してたものです」とか、15:27画面右上の表示される「※実際のビデオテープの映像」、もちろん作中スタッフの作中取材班&制作会社への配慮でしょうが、現実スタッフが現実の「不思議体験ゾーン」制作会社への配慮も含まれているんでしょう、

第一話「人形の怨念」の題字が終了して「問題の箇所は09:34から記録されている」になったとたん「※実際のビデオテープの映像」の文字がなくなるのが上手い。

で、この「Q1.封印されたフェイクドキュメンタリー - Cursed Video」では他のエピソードにはない、17:53に「制作会社はフェイクドキュメンタリーだと断言している」というテロップが入りまして、当然これは作中制作会社のコメントでしょう、そしてこれが真と考えると、見えてくるものがあるんです。

上書きされた遺影映像、「Q12.ラストカウントダウン」でも最後に映された遺影のは判断保留として、それ以外の遺影映像は作中制作会社が物理的に上書きしたものとすると、

最初の遺影映像、考察者から「Q4.この映像はお祓いを済ませておりません - Exorcism」に登場する荒木先生ではないか?と言われているのですが、本当に荒木先生の遺影だとすると、なんで作中制作会社の人、荒木先生の遺影映像持ってるの?

もちろんインターネットには著作権フリーの素材はたくさんアップされているので、たまたまその中に荒木先生の遺影があって、そこから持ってきた可能性はあるわけですが、それよりも作中制作会社に荒木先生と接点がある人がいて、その人が荒木先生の遺影映像を撮って持っていて、この作中「不思議体験ゾーン」を作るときに「遺影映像ですか?一つ持ってますよ」と持ちかけたと考える方が可能性高くありません?

作中制作会社の誰が荒木先生と接点があったのかは解りませんが、私の妄想では(それもよく外れる妄想)、Q1.のカメラマンとQ4.のカメラマンって同一人物じゃないですかね?

Q1.でカメラマンY氏の声はラスト17:58からの「店長4人って言ってましたけど…」からが長さがあって比べやすいです。

で、ですね、「Q4.この映像はお祓いを済ませておりません - Exorcism」も怪しくて、YouTubeのコメント欄に書いたんですけど、このQ4.で何故か作中スタッフが編集をやってるんですよ、(制作会社は01.とは違うでしょうが、カメラマンが同一人物だとしたら…)

荒木先生が家の周辺を見回るときとか服を着替えるときに録画が停止されるのはいいんですが、荒木先生が夫妻と話しているときに、カメラは一台しかないはずなのに画面が切り替わってるんですね、05:50とか09:04とか06:17。そして音声は繋がっているんです、

これ現実スタッフがミスをしたか意図したものでなければ作中スタッフがやったことになるわけですが、そうなると作中スタッフに作為、意図があるわけですね。

なんでワンカットではなく編集をしているのか?

そしてさらに、Q4.(間違い、Q1.ですね)の最初の遺影映像が荒木先生だとすると、
「Q11.【行方不明】この人知りませんか - The Portrait」
https://www.youtube.com/watch?v=ctmqpxwlLOs
も相当奇妙な作品だと解ります。

考察する人、目を皿のようにしてこのシリーズを見てまして、

Q1.の年月日は防犯カメラの映像にあるタイムスタンプ(06:42)から2021年7月09日だと言われていますが、Q11.は壁にあるカレンダー、1月1日が土曜日なので2022年1月に訪問されていると言われています(04:23)、

(2005年の掲示板書き込みは真偽の確認のしようがないのでパス、この掲示板も作中制作会社が作った可能性もあります)

2021年7月に遺影が撮影された=お葬式は行われた?のに2022年1月では警察という公的なサイトで行方不明者扱いってどういうこと?となるのですが…

13:37からQ11.の番組制作会社ディレクターNさんがスケッチブックの絵を視聴者に見せまして、今までのエピソードに登場した中の人たちと似ているのは解ります、しかし、ですね、
 
 13:10で旦那さん、秀男さんのページはいい、顔写真も秀男さんの名前もばっちり映ってます、しかしその後の3人は、警察のページ全体にモザイクがかかって、顔写真も名前も視聴者にはよく解りません、現実警察で転載禁止だからでしょうけど、

このQ11.でそのモザイクがかかった3人それぞれは
14:10、https://youtu.be/ctmqpxwlLOs?t=863
14:39、https://youtu.be/ctmqpxwlLOs?t=883
15:04、https://youtu.be/ctmqpxwlLOs?t=904
なんですが、

現実警察の行方不明者情報掲載ページ
https://www.police.pref.hyogo.lg.jp/sodan/missing/index.htm
を見てみますと、Q11.ではモザイクがかかってるとはいえ髪の色とか髪型とか顔写真の周囲とかで、

14:10はこの人https://www.police.pref.hyogo.lg.jp/sodan/missing/data/28-703-70.pdf

14:39はこの人https://www.police.pref.hyogo.lg.jp/sodan/missing/data/29-705-23.pdf

15:04はこの人https://www.police.pref.hyogo.lg.jp/sodan/missing/data/28-714-27.pdf
じゃないですか?

特に二回目の人、説明が「○○市内の○○バスターミナルから行方不明になりました。」

なのにNさんが話した顔写真と行方不明になった日付と場所が現実警察のそれとは一致しない、

もちろんここは現実世界とは違っていて、作中世界では一致している、だからページ全体にモザイクをかけているかもしれないんですが、今まで小道具に凝って視聴者への判断材料に出していたスタッフがここだけ特別扱いすることって、あるでしょうか?秀男さんのようにするほうが一貫しているはずです。

そこで私がまた(よく外れる)妄想をするのですが、このNさん、本当に番組ディレクターなんでしょうか?
いや、たぶん本当に番組ディレクターなんでしょうけど、そもそも冒頭の映像って「密着!となりの家庭・家計の達人!暮らしとお金を楽しく考える」なんですよ、

このテーマの内容上、奥さんへの取材が主となって、家族のシーンは少しでいい、それこそ娘さんとお孫さんくらいで良くて、旦那さんからも「妻のおかげで幸せです」くらいのコメントでじゅうぶん、夕食の時にいてくれればよくて、昼間は家にいなくたって何の問題もないんです。

散歩に7時間行くといっても、夕方5時頃に帰ってくる(04:02)のであれば、朝の10時ですよね、朝早く出るのは他の日だとしても、何故気になる?

そしてQ1.でテロップが出たようにに、Q11.でも02:59に「※収録素材を使用しています」のテロップが出ています、奥さんを撮したシーンは現実に取材が行われたんでしょうかね?

Nさんの頭がおかしくなっている、もしくはNさんに呪いが発動している可能性はないでしょうか。

ちなみに「不思議体験ゾーン」の「人形の怨念」ってどんな話かといいますと、

Q1.の08:14から再生されるじゃないですか、冒頭男性が体験者ふうに語り始めまして、08:35で青い服の男性の部屋に、白い服着た友達がやってくるんです。
青「久しぶりだなぁ。なんでここが解った?」
白「○○に聞いた」
青「そうかそうか」とやりとりが始まりまして、白がお土産に人形を渡すんですね、
青「人形?いらねー」と言うんですが
白「お前の彼女にやれよ」。
青「もう別れたよ!」
白「まじかよ!」
青「いらねーよ!」
白「別れたことを知らなくて悪かったけどよ、俺の気持ちをいらねぇって言うのか!」と言われてしぶしぶ受け取る青。
 で白が帰りましてね、青が恋人と仲が良かった頃撮った写真を出して昔を思い出します。
 見終わってため息をつくと、最後の一枚に変な手が映り込んでいて、この写真を切り裂いて灰皿に入れます。
 その夜から青は悪夢にうなされるようになり…という恐怖体験です。

2022/06/0323:39追記
不思議体験ワールド下巻
キャスト
藤井ひろし 門間佐久美
斉藤龍美 長南聡
藤峰直人 滝田茂
菅原美紀
監督
平沢久良
録音 アルファースタジオ
編集 録音協力 ワールドソニック
発売元/(株)プラスアルファー
追記終了、書くの忘れてた…字がはっきり見えないので間違ってたらすいません。

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