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六道に見えていた




 先程、ツイッターに流れてきた写真。

 新幹線のホームは待っているだけでも暑いし寒い。では、この下はどうか?
 ホーム下と呼ばれるこの空間は、夏は気温だけではなく、新幹線の放射熱とコンクリートにたまった熱や建物の排熱で50℃近くになり、冬はその止まっている新幹線の熱が唯一のぬくもりを与えてくれるそんなところ。

 社会の縮図とか感じる人もいると思うけど、自分は六道絵に見えていた。
 六道のどこに行くのか因果であって、自分が流れついたのには理由がある。
 ホームの上にいる人は天人のようなものだが、お金という蜘蛛の糸さえあれば、自分でも登れないことはない。
 そこで頑張ってたと思う。仕事してて脅されながら働いたので痛めた手は半年が過ぎた今も意識をしないとちゃんと動かない。でもその時は一生懸命で、その痛みも名誉の負傷と思えていた。

 良くいってくれる人たちがツイートにたくさん連なっていた。
 おそらく、どこかで見つかって、こういう意見が届いていますよと、告知されると思う。
 もう無縁の身ではあるけど、面倒見の良かった、責任感のあるあの人たちに良い報いがありますように。

 




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