鬼取山
鬼取山 伝説と稗史
役行者は生駒山に赴いた際に里の人にこのあたりに人を襲う妖鬼が出ていてこまっているという話を聞いた。そこで、役行者は山の中に向かっていった。
話通り、二体の雲つくばかりの巨大な鬼が現れた。
「ここは我らが聖地であるぞ」
そういってくる鬼に加持を持って制圧した。
その力の差に、鬼はすっかりまいってしまった。
「この世に力だけではどうにもならぬものがいるのがわかったであろう」
そうして鬼は戒めとして髪を切られ、弟子となり、義覚、義玄の名を与えられました。
二人が開いた寺は慈光寺、山号を鬼取山という。
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