10回に一度の反省。楽屋トーク。その5。

 はいはい。5回目の楽屋トーク。一応の小目標である100回までは書くというのの、半分はクリア。今回はなんとなく下書きしてます。というのも、書けない週に合わせて週に1度更新に抑えているのだけど、6月になってから文字を書きたい欲がモクモクというかジワジワというかモリモリというか湧き上がってしまって、推敲とかまあエエねん、という具合でバンバン書いている。実は、すでにもう出してもいいかなと言う原稿が5本できている。しかもそれぞれ結構長いんよ。削ったほうがいいかしらん。そういうことをすると、その後に書けなくなりそうである。

かといって、朝昼に十分に時間があるというわけでもなくて、最近は相変わらず1時間前倒しのシフトで帰ってからシャワーを浴び、ピストン西沢のミックスマシーンを待ちながら、アイデアや文章を書きなぐっていく。昼や朝はそれを直したり文章化するというようなことをしている。

で、7月連休。
夏休みも、何月までだったかあるのだけど、全く使える気配がない。どうしてやろう…。

●この10回分の反省。
この10回分。読んだ人にはわかると思うけど、荒いよね。ただ、書いていて楽しいし、一部の文章では、そのスピード感もわかると思う。ランナーズハイならぬ、ライターズハイになってしまって、とにかく文字を打っているのが楽しい。オチにちゃんとハマるかどうか、全く考えていない。その結果、オチにはまってないのもあるし、そもそもオチを考えずにスタートして、尻切れで終わっている実験小説もある。あれは、そういう手法で書けるもんだよという実験だからね。

例の新型肺炎騒ぎということになって、今を舞台にすると、それはそれで面白みはあるけれども、できない話も増えてきてしまっているのが悩み。そこで、過去に意識を飛ばしてみましたよという作品群である。

で、半分以上が実話です。もっとバラけていたエピソードを、短期間にギュッと集約したという創作部分はあるものの、ほぼ実話。線路の砂利敷きにも、本当に2回行った。新幹線の砂利敷きは、かなりいい経験になったと思う。

「誰かの役にたっていたかもしれない話。その1」と書いて、次にその2を持ってこなかったのは、まだ執筆していないから。その1はほんわかの話だったけど、2はホラーです。3は…無くはないんだけど、2で終わりかも。

●この10作で影響を受けた本。
5~7月の読書は、あえて書いているものに寄せるため、ドラマ仕立ての本ばかり読んで。羅列すると車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』、花村萬月『ブルース』、雫井脩介『クローズド・ノート』、そして住野よる『君の膵臓をたべたい』などなど。

『キミスイ』、面白かった。というか、スッカスカの文章だけど、その時どきの書きたいことが、緩急をつけて書かれていてよかった。書くのが楽しくなっていたところに、ああ、そういうほんわかしたキュンと来るやつも混ぜてみようか、という気になったね。詩は苦手だから、その部分は読み飛ばしたけれども。まあ、嫌いな人、特に女性にはとことん嫌いなストーリーだとは思う。なお、『ブルース』は単純におすすめ。『赤目』はつげ義春なんかが好きな人は読むといい。

何をいいたいのかと言うと、活性化する1冊って、突然やってくるもんだなと思ったわけ。

そろそろ夏本番なので、フィリップ・K・ディックやハインライン、角川ホラーなどの毎年恒例の積読消化もしないといけない。いずれにしろ、作風にはあまりいい影響が出そうにはない。

●この先、ちょっと先。
50本も超えたし、そろそろ、受けをねら…いや、もっとドラマ仕立てで、実話と創作を混ぜ込んで、青春的(? 語彙力不足)な話も書こうかなと思っている。すでに2本書いているんだけど、もう少し話を拡げるかどうか寝かしている。

文章での実験については、時々思いつくものの、すぐに忘れるので思いついたときに書き留めておかないといけない。あ、ストリートビュー小説はもうやりません。

あと、「調子いい、めっちゃ書ける」と書いた直後の7月中旬。完全に息切れ中。文章を書く意欲が落ちつつあるので、イラストや楽器など、別のことに思考の重点を移して、一旦リフレッシュしようかと思っている。夏休みだし。余りまくってますし。