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『余白』

どうも、絹織りです。

「人生には余白が必要」とたまに聴きますが、どういう事でしょうか。気持ちに余裕がある今、考えてみました。

結論: 余白=安定的な余裕

これに尽きるかなと思います。余白とはいわば、A4用紙に書いた文章の周辺、紙の辺縁のような、何か書けるけどあえて書かない部分 と言えそうです。当たり前のこと言いますが、余白がある方が文書のレイアウトは美しく見え、書類としてシンプルに読みやすくなります。なにか書かなければならないことができた時、確実に書き込めます。これが紙のふちまで文字でびっしりとなれば、それは見やすいとは程遠い。

これを人生に置き換えても同じようなことが言えます。人生の余白、短いスパンで見ると今の自分の頭の中には、何も入っていないストレージが常にある状態が必要でしょう。

なぜなら、その空いたストレージを使い、自分を客観視したり、物事をより深く考え気持ちの余裕を作り他人へ還元するなど、自己を一定に保ちつつ精神安定をはかることができそう...と考えるからです。紙の余白に何か書き込むようなものですね。

「何事にも全身全霊全力で挑め!」と聴きますが、それをずっと続けると、自分を見失いがちです。紙の余白までビッチリ書き込み続けているように、常にオーバーヒート1歩手前、必要なことが見えなくなり、1度つまづいたら全力で挑んでいた分虚無虚無プリン状態になってしまう事もあるでしょう。そうなると、元の精神にはなかなか這い上がることが難しくなると思います。

こんな時に安定的な余白があれば、突っ込みすぎる前に現状を考える余裕が出来、危ない!と思ったら1歩引いて、ゆっくり確実に進むことも可能ではないでしょうか?

短期集中とはよく言ったもので、挑む時は短い期間で余白まで最大限に使って全力で挑み、それが終われば頑張った分を余白に戻す、そういう意味で、常に余白があれば、そこに好きなことを詰め込めますし、生活疲れたな...というときでも余白の中から自分を褒めることが出来るのではないでしょか?

余裕が無い時は、自分を褒めるなんてできませんし、好きなことをする気力も無くなります。突っ込みすぎず、「自分はまだこれだけの余白がありますしぃ??」くらいの心持ちで余白デザインをして、楽に楽に暮らしていきたいですね。

では。


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