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TikTokで人気のJ-POPを韓国語に訳して韓国でヒット。「音楽は国境を超える」を体現するSG(ソギョン)
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ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」で人気を集める日本のシンガー・ソングライターの和ぬかの「寄り酔い」を韓国語カバーした動画が、国内外で話題だ。動画を投稿したのは、K-POPや洋楽の日本語訳カバーやJ-POPの韓国語訳カバーを投稿し、TikTokフォロワー73万人、YouTube登録者数28万人(2021年10月現在)の人気を誇るSG(ソギョン)。9月12日には新曲「寄り酔い(Korean ver.)」を配信リリースした。自身のオリジナル曲「僕らまた」がLINE MUSICチャート最高4位、Spotify「バイラルトップ50(日本)」にランクインするなど、注目を集めているソロアーティストは、一体何者なのか、話を聞いた。(取材・構成=後藤千尋)
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SGの「寄り酔い(Korean ver.)」
「寄り酔い」を韓国語カバーして注目のソロアーティスト・SG(ソギョン)に聞く
――和ぬかの初のオリジナル楽曲「寄り酔い」の韓国語カバー動画が韓国国内でもバズを生み、配信リリースにまで至りました。リリースした感想を聞かせてください。
「『寄り酔い(Korean ver.)』は、僕が訳して投稿したものを、世界配信でリリースしてみないかというお話をいただいたことがきっかけで。訳詞したものがリリースできる機会はそんなにないと思うので、率直にうれしいです」
――韻が心地良かったり、日本語とはまた違った味わいがあるSGさんの韓国語カバーですが、「寄り酔い」の訳詞のポイントは?
「『好きにやっていいよ』と和ぬかさんからも言われていたので、韓国では誰もが知っていて、韓国ドラマを見ている日本人なら誰もが知ってる、『家でラーメン食べて行ってよ』というキラーフレーズを歌い出しに持ってきました。オリジナル楽曲は、か弱い少女が、心の中で思ってることを言えない歌詞だったんです。けど、僕が訳詞した『寄り酔い』では、わりとグイグイ行っちゃうタイプの人を描きました」
――さらに自身のオリジナル楽曲「僕らまた」などもサブスクのチャートで人気です。こういった状況をどういう心境で受け止めていますか。
「バンドが活動休止して、メンバーが脱退するときにできた曲が『僕らまた』なんですけど、最近『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)で志尊淳さんが流してくれて、さらにいろんな人に聞いてもらえるようになったり。実感が湧かないですね」
――TikTokフォロワー数70万人って、すごい数字ですよね。
「最初は『すごい』って感じたけど、“飛ぶこと”をイメージすると、ずっと上昇はできないと思ってるんですよ。だからこの先、墜落するんじゃなくて、きちんと着陸できるようにしたいなと思ってます」
――2020年6月に投稿をはじめたきっかけを教えてください。
「バンド活動をしていたんですけど、コロナ禍で動けなくて。歌う人間なのに表舞台に立てないから、SNSを始めました。それが、ありがたいことに反響があったんです。1本目の動画が韓国人が『夜に駆ける』(YOASOBI)を歌ってみたで、2本目が『I LOVE…』(Official髭男dism)で。2作目でバズりました。そのあと『香水』(瑛人)の韓国語カバーがバズって、『これだ!』と(笑)」
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【クリエイタープロフィール】
SG(@sg_a11)
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SG(ソギョン)
バンド「A11yourdays」のボーカル(2021年2月に活動休止)。2020年6月よりTikTokとYouTubeにて音楽系動画をアップしはじめたところ、現在(2021年10月)では、TikTokのフォロワー73万超え、YouTube登録者数28万超え。特に、K-POPや洋楽のオリジナル日本語詞カバー、J-POPのオリジナル韓国語詞カバーが人気を集めており、USミュージシャン・gnashや韓国バンド・Gaho(ドラマ「梨泰院クラス」メインテーマ担当)など海外アーティストからコラボが殺到している。映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』の劇中歌では韓国語翻訳と歌唱を手掛けた。2020年12月25日、ソロ1stシングル「Lily」をリリース。2021年4月4日にリリースした3rdシングル「僕らまた」はLINE MUSICチャートで最高4位を記録(ソングTop 100リアルタイムランキング)。YouTubeとTikTokにあげたカバー動画が日本のみならず韓国国内でもバズったことをきっかけに、9月12日には「寄り酔い(Korean ver.)」(和ぬか「寄り酔い」のオリジナル韓国語カバー)を世界配信リリースした。
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