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映画『響け!ユーフォニアム』

※    ネタバレ注意

この先は、「劇場版 響け!ユーファニアム  ~誓いのフィナーレ~
 × 特別編 響け!ユーファニアム  ~アンサンブルコンテスト~」の内容を含みます。予めご了承ください。


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この映画で、私が印象に残ったことを3つ紹介します。


1つ目は、久美子が高校でユーファニアムを頑張れた理由についてです。関西大会直前、奏は久美子に「久美子先輩はずっとユーフォ、真剣にやっていたんですか?」というような質問をします。それに対して、久美子は、中学3年生の最後の大会で麗奈が悔し涙を流していたのが印象的で、高校ではユーフォを頑張れたと言います。この場面が印象に残っている理由は、小説では描かれていなかった久美子が高校でユーフォを頑張るきっかけになった出来事を知れたからです。映画にて初出しの情報だったので、とても満足感があったのを今でも覚えています。また、個人的に久美子が麗奈を尊敬しているところが好きなのも理由の一つです。時々、彼女らのじゃれ合いを見ていると、関係が羨ましくなります(笑)


京都駅前 京アニグッズストアにて撮影

2つ目は、久美子の仲間に寄り添う姿勢です。「特別編 響け!ユーファニアム ~アンサンブルコンテスト~」では、久美子たちのグループは麗奈を中心に、練習に励むのですが、麗奈の厳しさ故に、釜屋つばめは中々周りと音を合わすことが出来ません。そこで、久美子が違った角度からのアドバイスをしたいとのことで、他の人と呼吸を合わせよう、というアドバイスをします。そのアドバイスをきっかけに、つばめは周りの人と音を合わせることができます。そして、つばめは久美子とパーカッションを運んでいるシーンで、「私もコンクールに出たいと思っていいのかな」と吐露します。そして、久美子はこの小さな変化を嬉しく思います。このシーンから、私も周りの人の小さな変化を促すことのできる人になりたいと思いました。久美子のように相手の気持ちに寄り添って、少しでも相手を幸せにできるようにしたいものです。


主人公 黄前久美子

3つ目は、映像ならではの演出として、スマホの動画のような画角と雰囲気のシーンがあったことです。高校生はよく、友達同士で動画を撮るのですが、その特徴が上手く表現されていて、良かったです。また、その演出では、友達同士だからこそ言える、砕けた感じのセリフもあって、良かったです。時には弱音を、時には意気込みをと場面の移り変わりで挿入されており、観ている方にも一息つかせてくれる良いアクセントでした。映画ではこのような映像ならではの演出があった一方で、小説では文章ならではの工夫がされていました。具体的には、小説では、幹部ノートが計14回(おそらく)、詳細に書かれていました。そこでは、久美子、麗奈、秀一、それぞれのキャラクターの特徴が全面に出ていて、毎回楽しく読めました。


ユーフォに費やした春休み


以上、私は「劇場版 響け!ユーファニアム  ~誓いのフィナーレ~ × 特別編 響け!ユーファニアム  ~アンサンブルコンテスト~」を鑑賞し、久美子が高校でユーファニアムを頑張れた理由、久美子の仲間に寄り添う姿勢、映像ならでは演出の3つが印象に残りました。


京阪電車 黄檗駅付近


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