オークスの反省

久々の投稿になります(笑)。
題名にあるように今日はオークスの反省です。
まずは馬券の本命はクラヴァシュドールでした。能力的にはデアリングタクトの方が上だと思っていましたが、前が止まりにくい馬場状態で内枠を引き確実に先行できるため、三連複の軸としては最適と考えての事です。

レースはこちらの思惑通りに進みました。クラヴァシュドールは好スタートから内の好位をキープ。3コーナーから動いて番手につけて直線へ。手応えが残っているかに思えましたが、追ってから伸びずに15着と大敗。

能力通りに走れば勝っていたとは言いませんが、上位争いには食い込めていたはずです。ではなぜクラヴァシュドールが大敗してしまったのか。

まずはペースです。このレースの1000m通過が59秒8。数字だけを見れば一見速く見えますが、今の高速馬場を考えれば極端なペースではなかったと思います。実際、2着には番手から運んだウインマリリンが残っているわけですし。ハイペースで先行馬には厳しかったというのは直接の敗因としては当てはまらないでしょう。

もうひとつはマイラー説が挙げられます。母父のGiant's Causewayは父としてスズカコーズウェイやエイシンアポロンを輩出しており、マイルの種牡馬というイメージが強いです。ただ、中距離以上で活躍するタイプも輩出しており、一概にマイルの種牡馬と決めつけるのは早計かと。クラヴァシュドールの父はハーツクライでスタミナの補完は十分にできています。距離が長かったと考えるのも納得がいきません。

そこで色々と調べてみたところ、中間の調教内容に敗因があるのではないかという考えに行きつきました。

クラヴァシュドールはこれまで週2本(日曜日と水曜日もしくは木曜日)の追い切りを消化してレースに挑んできていました。しかし、オークスに限っては1週前追い切りを木曜日に消化し、その後は水曜日の最終追い切りまで追われていません。東京への輸送を考慮したのかと思いましたが、昨年のサウジアラビアRCでは週2本の追い切りを消化しています。そこで好走しているので輸送を考慮した調整ではないと言えます。

今回と同様の調整過程で挑んだケースがもうひとつあります。それは昨年の阪神JFでした。この時は3着と好走していますが、レース前は異様にテンションが高くなっており気配が良かったとは決して言えない中での1戦でした。

そして今回のオークス。競馬ブックの1週前追い切りでの短評には『走りが硬く』と記載されていました。おそらく、日曜日の追い切りはやらなかったのではなく『やれなかった』という事なのでしょう。よって、本調子には一息で大敗したと結論付けました。

まあ、レース前に調べておけよと思われますよね?全くその通りです(笑)。
今回の事で調教の重要度が自分の中では一段階上がったように思います。能力の把握が正確にできているだけでいいと思っていましたが、今回の事で状態面の把握も重要なファクターであると気づかされました。
また、馬券が当たっても学ぶ事は少ないですが、馬券が当たらなかった時に得るモノは非常に大きい事も改めて思い知りました。

今回の記事は皆さんに私なりに考えたクラヴァシュドールの敗因をお伝えしたい事もありましたが、私自身に対しての戒めとしての意味もあります。最後まで読んで頂いた方がいるかは分かりませんが、お読み頂きありがとうございました。駄文で申し訳ありません。ライティング技術も上昇できるように努力していきます。

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