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卍ぱるるん流GMをやる時のコツ卍

はじめに

概要:GMをやりたいけどどうやったらいいかわからない人のために向けた参考資料です。
初めてGMやる人向け、慣れてきた人向けの2段階あります。
こういうところ聞きたいってのがありましたら「ぱるるん」まで連絡ください。

今日から初めてGMやるぞって方向け

いろいろあったと思いますがあなたは初めてGMをやります(えらい!)
そんなあなたにいろいろコツを伝えても覚えきれないってことがあると思います。
その場合覚えることは以下に書く一つだけです。

シナリオに書いてあることを一つ一つ確実に読みPLに伝えていく

これだけできればGMは出来ます。
えっ!でもシナリオに書いてない質問が来たらどうすればいいの?って思うと思います。
その場合は「シナリオに記載がないので探索等は出来ません」と言って大丈夫です。
もし、この時に咄嗟に描写が思いつけばその描写をしてOKです。矛盾とかは慣れてきてから考えましょう。まずは回そうと決めたシナリオを最後まで回しきることが大事です。
最後まで回しきったら自分でここが良かったとかここは直した方がいいなという点を振り返りましょう。感想会でPLにきいてもいいですね。それで言われたところで「なるほど」と思ったところは直していけばいいですし「そこは自分のオリジナリティで直したくない」と思っているところを言われたらそのことを伝えて直すかどうか決めていいです。

あなたは一度もやったことないGMを初めてやったとても偉い人なのです。初めてのGMが楽しいなと思えたらいろいろなシナリオを回してみるとどんどんうまくなっていきますよ。
もちろん同じシナリオを複数回回すのもおすすめです。回数を重ねてレベルアップしていきましょう!

GMに慣れてきてステップアップしたいなという人向け

GM慣れてきましたね。いろいろなシステム・いろいろなシナリオを回してきたあなたですがそろそろ「もっとうまくなりたい」とか「マンネリ化してきたな」とか思うかもしれません。またこれを読んでる方の中には「VRでGMに挑戦してみたいけどその場合のコツはなにがあるんだろ」と思っている方もいると思います。そういった方向けにここではGMとしてのステップアップ、VRでGMをする際のコツを記載していきます。

①GMとしてステップアップをしたい方
シナリオを読んでシナリオを回すことには慣れてきたと思います。もっといいセッションをしたい!PLに楽しんでもらいたい!と思うことも多くなってくる頃でしょう。
ここでステップアップする際に自分は2パターンに分かれていくと思っています。

  1. TRPGのGの部分ゲーム要素をより楽しんでほしい

  2. まるで映画を見ているようにシナリオをより深く体験してほしい

①TRPGのGの部分ゲーム要素をより楽しんでほしい場合ですが、ゲームの部分をより楽しんでもらう場合、大切なのはPLの発言を極力拒絶せず受け入れてシナリオを回すことです。初心者向けの方ではシナリオにない場合は「ありません」と伝えてよいと言いましたがここで咄嗟にこのシナリオならこんな描写やアイテムがあってもいいなと思いついたものを出していきましょう。PLは自分が「こうじゃないか」と思い発言したものが正解だった場合すごく楽しそうにプレイしてくれます。そこでGMとしてよっぽど頓珍漢な内容でなければ正解を増やしたり変えてそのPLが思いついたことを正解にしてシナリオを回してしまうのです。セッション終了後に、実は改変したんですよといったことは言って問題ありません。セッションでの一番の成功は参加者全員が楽しかったと言えるセッションにすることです。
もちろん改変については回すシナリオに改変可能と書かれている物に限ります。それに自分はこう改変したいと思っていてもPLが苦手な描写で会ったりすると自分は楽しくてもPLは楽しくないというセッションになってしまいます。なので最初からガラッと変えるのではなく最初はシナリオ通りに回して、このシナリオのままよりこうしたほうがPLがやりたいことさせてあげれるなと思ったら改変する、でいいと思います。

②まるで映画を見ているようにシナリオをより深く体験してほしい場合ですが、これは上のような咄嗟のアドリブはしづらいと思います。なぜなら事前にこういった物語を体験してほしいと作者が書いたものを忠実に回す必要があるからです。シナリオに関するところをアドリブまみれにしてしてしまうと物語の初めから終わりまで体験してほしい部分が参加したセッションで変わってしまいますからね。もちろんアドリブが絶対ダメというわけではなくシナリオの進行に影響しない軽微な改変は問題ありません。むしろ②で大切なのは登場人物を淡々と演じるのではなくその物語の中で生きているように描写してあげることです。生きているように考え、行動しているNPCを見るとPLはそのNPCを助けたいといった感情が芽生えてきます。そういった感情を芽生えさせれば後はPLとNPCの関係を壊さないように発言に注意しながらシナリオを進めていけばまるで映画に入り込んだような体験ができるセッションになります。もちろんPLがNPCに対してどういった感情を抱くかでシナリオの進行が変わる可能性はありますが、それはPLが相手に対して思ったことを実行した場合なのでそのままシナリオを進めて問題ありません。バッドエンド直行の場合は一言大丈夫ですかと声をかけてあげると優しいですね。

①と②の場合について述べましたが簡単にいうと①はPLに合わせてシナリオを改変していく、②はPLに合わせてNPCの描写を変えていくことになります。ここを混同してしまうとなんだかよくわからないシナリオだったなとなってしまうので注意しましょう。

VRTRPG「CatsUdon」でのGM


VRTRPGここではCatsUdon(カツドン)でGMをする場合のコツについて述べていきます。
カツドンでGMをする際、基本的にワールドを作りシナリオを回すことになります。ここで大事なのはワールド作製にどこまで凝るかです。家を探索するシナリオの場合、家を忠実に凝って作ることは可能です。しかし、その場合物が多くなります。そうするとどうなるか、PLはワールドにあるものには何か情報があると思い参加するのであらゆるものを調べようとします。最初からこれをされるとシナリオに書いてないところまでガンガン質問されてそこは何もありませんと言い続ければいいですが言いにくいよというGMはとてもつらい思いをすることになります。そのため最初ワールドを作る場合はシナリオに書いてあるアイテム+αで良いです。そしてシナリオに書いてないアイテムを置く場合は聞かれたらこう答えるといった回答を用意しておきましょう。その結果ワールドが少し殺風景だなと思っても問題ありません。物で溢れていない方がGMをやる際に大切なタイムキーパリングが簡単になります。カツドンでのGMに慣れてきたらいろいろ物を増やしたり町を豪華にしたりしていきましょう。慣れるころにはシナリオに関係ない物をどう扱うかわかっているはずです。
(事前に調べられるものをPLに伝えてそれ以外は飾りだというのも手です)

おわりに

2ページにわたっていろいろ書いてきました。これを読んでくれた人でここも聞きたい、この場合はどうなのといった質問があれば聞いてください。加筆修正します。
一個人として、CatsUdonメンバーとしてGMが増えてくれるのはうれしいので一人でも多くの人がこれを読んでGMをやってくれれば書いたかいがあります。
最後に余ったページを使ってTRPGのGMをやってみたいな人に向けての言葉を書こうと思います!
初心者GM諸君!準備ができたらGMしますじゃ遅い!!!!!
まだルールとかも未熟ですがこのシナリオ回したいので回しますわからないことは教えてください!!!!!

これでいきましょう。
講習会でワールド建築のやり方を聞くのは大切ですしコツを聞くのも大切ですが準備だけして実際にGMをやってみなきゃ全部机上の空論になってしまいます。最初が不安?そんな場合は1500人もいるCatsUdonメンバーに経験者がいるはずです!テストプレイに参加してくれるか聞いてみましょう。やってみて自分には合わないなって感じた場合はPLを楽しもう!
今回はGMについていろいろ書いていきましたがTRPGはGMだけではできずPLも必要です。片方がダメならもう片方をやればいいのです!
TRPGは参加者全員で楽しむコミュニケーションゲームです。楽しくないのに耐える必要はありません。自分はこれが楽しい!ってことを他人にいやな思いをさせない程度に楽しんでいきましょう!

以上

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