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【My 世界で最も美しい野球場4傑】

【はじめ】

アメリカにはポピュラス社と言うMLB全30球団のうち23球団の球場の設計に携わっているスポーツ施設専門の設計事務所がある。そちらによると「球場は、聖堂のように、その街の象徴になり、その都市の特徴や、チームの歴史を生かしつつ、他にはない独自のデザインが求められる。」と記載されている。
今から、その街中の象徴である個人的に厳選をした世界で最も美しいと思われるボールパークの4傑を紹介します。

【カウフマンスタジアム】

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使用球団:MLB カンザスシティ・ロイヤルズ
所在地:アメリカ合衆国ミズーリ州カンザスシティ
開場:1973年4月10日
収容人数:37,903人

カンザスシティは、噴水の街として知られ、市内には200以上の噴水がある。
このことから、市はFountain City(噴水の街)と呼ばれている。
2007年オフから、2億5000万ドルを費やした大規模な改修工事が行われ、その一環として、2008年オフに外野部分に今やこのスタジアムの一番の特徴でもある全長98メートルの巨大な噴水(民間所有ではギネス記録だとか)が設けられ、イニング間や試合終了後のイベントで照明で照らされた吹き上がる噴水は絶景である。
全米でも屈指の人気を誇るスタジアムである。

【PNCパーク】

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使用球団:MLB ピッツバーグ・パイレーツ
所在地:アメリカ合衆国ペンシルベニア州ピッツバーグ
開場:2001年3月31日
収容人数:38,362人

ピッツバーグは、アレゲニー川とモノンガヒラ川に挟まれた三角形状の土地にまとまっている。ダウンタウンにはピッツバーグで最も高い建物であるUSスチール・タワーをはじめ、多数の高層・超高層の建築物が建ち並んでいる。
このことから、この球場の特徴は、内野席からダウンタウンの高層ビル群が見渡せることである。外野後方に流れるアレゲニー川、川に架かる鮮やかな黄色のロベルト・クレメンテ橋、そして立ち並ぶダウンタウンの高層ビル群が一つになった光景は「メジャーリーグの球場でも屈指の美しさ」と評判である。
この景観を生かすため、スコアボードは左翼に設置し、照明灯も右翼側には設置しなかった。

【ペトコパーク】

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使用球団:MLB サンディエゴ・パドレス
所在地:アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ
開場:2004年4月8日
収容人数:42,445人

サンディエゴは、太陽の光輝く街として知られ、全米一の大型都市公園バルボアパークなど数々の公園が街中に佇み美術館・博物館、劇場、庭園、動物園など、様々なレクリエーション施設を有しています。
また、高層のオフィスビルが多く立ち並ぶほか南北に約100km以上続く美しい海岸線には、魅力的なビーチシティが点在し、古い歴史的な街並みが残るなど、多様な文化があります。
左翼には、Western Metal Supply Company Buildingと言う当初は解体予定だったが、球場の一部として組み込んだ歴史的な建造物があり、チームストアやスイート席、レストランなどの施設が収容されている。
また、センター後方には、芝生エリアがあり、その後ろにはサンディエゴの街並みが広がっています。寝転びながら野球観戦ができたり、公園でピクニックしているような気分を楽しめるほか、その左側には砂浜があり、子供たちに人気のプレイゾーン。野球場にいながらサンディエゴの雰囲気を感じられる街と一体になった作りになってる。

【BB&Tボールパーク】

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使用球団:MiLB シャーロット・ナイツ
    (MLB シカゴ・ホワイトソックス傘下3A級)
所在地:アメリカ合衆国ノースカロライナ州シャーロット
開場:2014年4月11日
収容人数:10,000人

シャーロットは、ニューヨークに次ぐ全米第2の金融センターとなっているため高層ビルが立ち並ぶほか、エネルギー産業の中心地としても地位を上げてきている。
フォーチュン500にも入っている大きな電力会社をはじめ、シャーロットにおけるエネルギー関連会社の数は250社にのぼるなど、2011年には30,000人近い雇用を生み出している。
この球場は、2010年にシャーロット市が計画する「シャーロット・センターシティ2020」の一つとして、新球場建設の計画が挙り建設された球場である

スタジアムとフィールドは、あえて地面の下に建てられ、周囲のスカイラインの景色を高めている。この街の特徴でもあるエネルギー産業が生み出す高層ビルなどの夜景は絶景であり、世界で一番映えた球場ではないだろうか。

【まとめ】

はじめにも唱えたが、「球場は、その街の象徴となり、その都市の特徴や、チームの歴史を生かしつつ、他にはない独自のデザイン」でなければならない。
言い方はあまりよくないが、日本にもその球場が建つ街と溶け込みがないありきたりな球場ではなく、独自のそして街の象徴となる野球場がこれからできてほしいものだ。

Twitter:虎愛太(@tigerzett0529)

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