さらに成長できる環境を求めて | UX デザイナー・よしむー(コンセントリクス・カタリスト社員インタビュー)
コンセントリクス・カタリストのHR & Operation Manager の佐藤(もんちゃん)です。
今回は、UXデザイナーの吉村(以下、よしむー)に、コンセントリクス・カタリスト(以下、CAT)に入社した経緯や、CATはどんなところかなど、インタビューしました。
CATに興味を持ったきっかけは?
——最初によしむーから自己紹介をお願いします。
UXデザイナーの吉村です。社内では「よしむー」と呼ばれています。Concentrix Cataryst(以下CAT)で4社目となります。よろしくお願いします。
——今回のインタビューは「CATに興味を持ってくれるUXデザイナーを増やしたい!」という狙いで企画されました。最初によしむー自身がCATに興味を持ったきっかけを教えて下さい。
僕は以前働いていたWeb制作会社で、同じくUXデザイナーの北嶋さん(2023年現在は育休中。2019年入社)と1年弱、在籍期間が被っていました。当時は僕がストラテジックプラナー、北嶋さんはUXデザイナーと職種もチームも別でしたが、同じプロジェクトに関わっていたこともあって、案件のことやキャリアのことなどをよく話していました。暫くして、北嶋さんが転職することになり、そこで初めてTigerspike(CATの当時の社名)という名前を耳にしたのですが、会社について調べてみたり、北嶋さんから話を聞いていく中で興味を持っていきました。
——転職の際に意識したことや、気にしたことはありますか?
自分がチャレンジしたい領域に対する実績があるかどうかです。Webサイトを見たり、周りの人からのCATの評判、選考時に気になることは全部質問させてもらえたことで、ここなら自分がやりたいことができるのではないか?と考えました。
——「実績がある」と感じたのは具体的にどのような点ですか?
当時のWebサイトには、金融系や航空会社などの規模の大きな案件やかっちりとした案件が載っていました。それを見て、実際に社会にプロダクトを出すまでのことをやっているんだなと感じました。
それとは別に、「いかに打席に立てるか」も意識していました。例えば事業会社の場合、その会社の規模や事業フェーズによっては、希望していた役割を担えないことやその役割を担うまでに時間が必要となることも多いと思います。なので、打席に立てるまでのタイムラグの短さを重要視しようと考えました。そのためには、クライアントワークであることに加え、実績のある会社が良いなと。
あとは、社内のUXやサービス、プロダクトを作ることに対する理解度を重要視しました。
入社前に垣間見た、社内の「UXへの理解度の高さ」
——「社内のUXに対する理解度」は外から測ることが難しいと思います。外から見ていて「(UXに対して)社内の理解度が高いな」と思ったポイントはありますか?
僕の場合はPreso(CATの採用試験では最終選考として、CAT側からお渡しした課題・テーマに対してプレゼンテーションを実施いただいており、それをPresoと呼んでいます)のときの印象が大きかったです。
Presoには、とりたん(Tech Lead)、わっしー(Lead Project Manager)、マッシー(Head of Sales)や、他にも数名の他職種の方がいて、それぞれの視点で質問してくれたんですけど、当然のことながら「UXってなんですか?」みたいな質問をする人はいなかった。
ほかにも、Presoの場で「ちゃんと社内にUXが浸透してるんだな」と感じる会話を聞くことができました。入社した後にも、そこの(認識の)ズレはなかったです。
——入社してから、UXへの理解度が高いなと感じる瞬間はありましたか?
社内に入ってから一緒にプロジェクトをやっていく中で、とりたん(Tech Lead)や、かめちゃん(Senior PM)がお客様に対して「こういう時はこういう風に考えた方がいいんじゃないですか」とUX的な視点で話をしているシーンがありました。今までそんな説明はUXデザイナーやデザイナーに近い立場の人からしか聞いたことがなかったから驚きました。
——他職種の人がUXに対する理解をしている状況を作るには、まずその人自身がUXに対して興味を持っていないと無理ですよね。
そうですね。興味を持ってくれていることもそうだし、UXデザインの必要性やCATとしての提供価値であることを信じてくれているというのもあると思います。
——どうしてそんなに皆のUXに対する理解度が高いんですか?勉強会などをやっているんでしょうか?
勉強会も過去にやっていたのかも知れないですが、プロジェクト内での立ち回りや関わり方の中から、各人がキャッチアップしているのかなと思います。みんなどうやっているんだろう(笑)。すごいですよね。
CATでの仕事は?
——現在、CATでのお仕事はいかがですか?どんなことをされていますか?
最初に関わったプロジェクトと並行して、ちょうど2社目の仕事が始まるタイミングです。
最初のプロジェクトには、ユーザーフローを検討するタイミングから途中参加しました。次にPdM(Product Manager)やUIデザイナーと協業し、ユーザータッチポイントのストラクチャを作ったり、ワイヤーフレームへの落とし込みなどを担当しました。
睡眠時間を削るような働き方ではない
——初めてのプロジェクトは多忙だったのではないでしょうか?
そうですね。例えば、プロジェクトの進め方が成果物ありきで「 こういうもの作ってきました。どうでしょう?」みたいな関わり方だったら、多忙で寝ていられないこともあるかと思いますが……CATの仕事では作業時間で生活が圧迫されるということはありません。すべてのプロジェクトをアジャイル形式で進行させてもらっていることや、PMと共にしっかり工数管理していることで、スケジュール面で無理して詰め込むようなことは起こらないようにしてもらっています。1スプリントを2週間で区切っているため、都度、期待値のすり合わせやゴールを設定しながら進行しています。
また、プロジェクトを進める中では、お客様からもCATメンバーからもお互いに悩みを相談し合える関係性が構築できています。プロセス自体を一緒に作っているような感覚ですね。お客様と膝を付き合わせながら考えていくなかで、一緒になってゴールを目指すプロセス自体に価値を感じていただいているのだなと受け取っています。
少し語弊があるかもしれないですが、「同じ視点で考えることも成果の一部に含まれている」という、非常に恵まれた状態なのだと思います。なので、作業だけで時間が取れないということはありません。その分、頭を動かし続けることは必要ですけどね。
CATに向いていると思う人
——よしむーは、どういう人がCATに向いていると思いますか?
向いている人とは逆の話になっちゃいますが、最近デザインチーム内で、一緒に働くのが難しいのはどんな人だろうという話題があがりました。その中では、自己主張が強すぎる人とは合わないかもねという意見で一致しました。
先ほどお話したこととも関係しますが、一緒に考え続けながらゴールを目指すという性格上、社内でも、クライアントとの関係性においても、コミュニケーションの量と質が重要になります。なので、「相手の話を聞かない、聞けない」人では、関係が破綻してしまいかねないから気をつけようねというのが共通の意見として上がったのだと思います。これを翻すと、「相手の話に耳を傾けられる人」であれば、すぐに馴染めるのではないかなと思います。
——なるほど。今、性格面でのお話が出ましたが、スキル面では何かありますか?学歴とか、知識面でのハードルなどあれば教えてください。
自分のできているできていないは棚に上げて言いますが……自我を通すとはまた違う視点で、「これは言わなきゃいけない」とか「相手に気づいてもらわなきゃいけない」ことを説明できる能力は大切だと思います。その上で議論を促せたり、問題に新たに気づけるように仕向けられる力があると魅力的ですね。僕自身がタロちゃん(Design Director)を見ながら日々「あー、こんなことやってるのか」「そんなところを考えてるんだ」と気づくことが多いです。
そういう、ある種のファシリテーション能力の方が「ワイヤー引けます」とか「フレームワークを何十個も使えます」っていうことよりも、重要なんじゃないかと思います。
——UXデザイナーとしてCATに入るにあたって、経験として持っていると良いことなどあれば教えてください。
欲しい経験値としては、他職種の人との協業においてプロジェクトをリードした経験ですかね。PdM、エンジニア、UIデザイナー、Webデザイナーなど、他の職種と協業してどんなシナジーを発揮できたか、UXデザイナーとしてどのようにリードしてきたかが重要になると思います。その上で「こういうアウトプットにこんな関わり方をしたよ」という話が聞けると、魅力に感じますね。
CATに興味を持っている人に伝えたいこと
——今、CATに興味を持ってくれている人に対して伝えたいメッセージはありますか?
広告宣伝など自分とバックグラウンドが似ている業界出身の人にとっては、今までのスキルをどう活かせるかを考えることができるような、スキルを伸ばすための環境が整っている会社かなと思います。自分の視野を広げ、新しい領域に自分のこれまでの経験値を持ち込みたいと考えられるのであればぜひチャレンジしてほしいです。
僕は、入社前の面接の時に根岸さん(CATのCountry Manager)に「今のデジタル庁のトップをやってる方も過去に在籍されてた」ですとか、過去の卒業生の話を聞かせてもらえたのが良かったなと思っています。そういうこともオープンに答えてくれる。
それって、「組織の中にメンバーの育成を促せるような仕組みがある。そういう意識を持っている人たちが集まっている」ということに自信を持っているから言えるのではないか?と解釈したんです。
キャリアビジョンを持っていて、叶えられる環境を探している方は、チャレンジしてみてはどうでしょうか?
CATでの今後の展望
——最後に今後の展望を聞かせてください。
これは自分の転職理由でもあるのですが、僕はUXデザイナーとして「デジタルに閉じないプロダクト、サービスの開発に関わりたい」と考えています。まさに担当した1社目のクライアントの仕事でそういうところができたので、すごくいいタイミングで入社できたなと思っています。今後も、デジタルに閉じない試みをもっとやっていきたいですね。
一方で、デジタルのプロダクトやサービス開発も、CATの得意分野です。プロダクトやサービスを作るところにどれだけ深く、多く関われるかというところも注力していきたい部分です。今後も、「デジタルのプロダクトを起点として何ができるか?」を考えていけたらと思います。
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