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学校再開。コロナの子供への影響おさらい。

タイムズポッドキャスト8/23/21の抄訳です。

1。ワクチン

現在ファイザーもモデルナも5-11歳のワクチン使用に関し治験中。まだデータは出てない。9月中に緊急認可を申請の予定であったが米政府の治験数増加要請により少しずれ込むかもしれない。

治験数増加要請の理由は心筋炎の副反応。大人でも出たが、10~20代男子にもっとケースが見られるので、数はとても少ないが、子供への影響を政府が重く見ているという事。

緊急認可申請後、FDAの審査は最低1ヶ月はかかる。認可されたとしてそれから小学生大量ワクチン接種の準備にまたちょっとかかるだろうから、小学生のワクチンによる集団免疫獲得にはまだ数ヶ月遠いだろう、との事。


2。コロナ、子供への影響おさらい

デルタになってワクチンを接種できていない子供への感染が広がっているとは言え、元々子供は重症化しにくいという事実は変わらず。

子供の感染者のうち、入院するのは1%。
死に至るのは0.01%。

非常に低い数値ではあるが、ゼロではない。実際自分の子供がそのケースになればこのような数値は意味が無い。安心はできない。

デルタ株の感染力は2倍。(弱毒化するとの言説について)毒性についてはまだデータが出ておらずなんとも言えない。


3。Long Covid

コロナに感染し、回復した後も長い間後遺症(long covid)に悩まされる子供が多い、という記事が出回っている。

後遺症とは、倦怠感や、brain fog(集中力の欠如)などである。

データの取り方がまだ定まっていず(何を持ってlong covidというかまちまち)、色々な数値が出回っている。このレポーターは子供感染者がlong covidを患う可能性は2%〜15%のレンジでデータを散見すると。(まだまだデータが必要、という感じ)

4。学校再開

今までのデータによれば学校が複数の処置を取っていれば、他の公共機関よりも安全との意見も。複数の処置とは
●マスク着用
●毎日の症状スクリーニング
●定期的な検査プログラム
●社会的距離
●換気

などなど。


ただし、デルタ株に関してはまだデータ不足。


4。胎児・乳幼児

妊婦がワクチンを受ければ、ワクチン自体は胎盤を超えることはなく、母親の体内にできた抗体だけが胎児に受け継がれる。母乳に関しても同じく、抗体が母乳に入る。

ただし、この母親からもらった抗体が胎児・乳幼児にどれだけ長く留まるか、どれだけ効果があるのかはまだ分かっていない。

どちらにしても母体にも、胎児にも、乳幼児にもワクチンは安全だと言うデータは出ているので、CDCは妊婦さん、母乳を与えているお母さんにも接種を推奨している。

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