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主婦ポリ番外:NY知事クオモ会見(4.14)

概要:東北7州で州連合を組み再開プランを立てて行く。それを気に入らない大統領から先日の攻撃対して「喧嘩には参加しません。」と返答。

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今日は火曜日。第44日です。誰か数えてますかね?

入院患者数。横ばい、少しだけ下がっています。

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(新規入院患者数)ー(退院患者数)=Netも減少。新規人工呼吸器使用数も減少。

(netでない)新規入院者数
少なくなっていますが1日1600人程新しいCOVID患者数です。

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(*昨日からnet数でない、新規入院者数のグラフも出しています。今まで見ていた入院者数はnet数(新規から退院者を引いたもの)で昨日からnetと表示するようになりました。このチャートは、退院者数を引かない、その日新たにCOVIDと診断された患者数です。)

地域ごとの入院者数割合。
NYC 64%
Long Island 22%
Westchester/Rockland 8%
Rest of State 6%

(*やっぱりほとんど市内とLIなんですね、、、、)

新しいチャート。

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老人ホームの死亡者数と病院での死亡者数の割合です。老人ホームでの犠牲者の割合が上がってきています。ハイリスクの集団であり、ハイリスクな環境ですので、注意が必要です。

昨日の死亡者数。

778名。

また上がっています。

4/8 799
4/9 777
4/10 783
4/11 758
4/12 671
4/13 778

少し前に入院された患者さんが治療を受けた後亡くなっている数です。遅れ指標というものですが、本当に辛い。

累計犠牲者 10,834名

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私達の行動が未来を決めます。私達が曲線を変えました。CDC、ホワイトハウス、コロンビア大、、、の予測を私達が覆したんです。

私達がウイルスを制しているんです。ウイルスが私達をコントロールしているんじゃない。ロックダウンしても感染は広がっていたかもしれない。そんな状況想像してください。しかしそれは起こらなかった。

私達の「今日」の行動が「明日」の感染率につながります。分かりやすいcause-and-effectです。(*ポジティブ因果応報?ネガポジ感含まない日本語熟語あります?)

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REOPENING

どのように再開するかが全てを決めます。最悪のケースはそこで失敗して元の木阿弥になる事です。

東北7州で協力/調整して再開プランを決めます。
(*ニューヨーク/マサチューセッツ/コネチカット/ロードアイランド/ニュージャージー/ペンシルバニア/デラウエア)

各機関の調整も行います。

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昨日手で各機関の歯車の感じをやったんですが、誰も私の言ってる意味が分からなかったようなので、アニメを作ってもらいました。(*ジョーク!)

各機関の首長と話し合います。昨日大統領が「再開に関して大統領が完全なる権限(total authority)を有する」とおっしゃっていましたが、間違いです。行政が事態に影響を及ぼす事が証明されましたので、賢く行われないといけません。

連邦と州の関係性は我が国の民主主義の根幹です。建国の父達のビジョンです。王様はいらない。合衆国憲法ははっきりと王制を拒否しています。

アレキサンダー ハミルトン

「州政府は連邦政府に対して固有不滅の優勢を有し、それからの政治介入を許さないものである。州の自由が、連邦によって覆い隠されるようなことはあらゆる政治策の見地から厭忌されるべきものである。」

"The State governments possess inherent advantages, which will ever give them an influence and ascendancy over the National Government, and will for ever preclude the possibility of federal encroachments. That their liberties, indeed, can be subverted by the federal head, is repugnant to every rule of political calculation.”

「repugnant(*かなり強い憎悪の意)」という言葉を使っています。強い言語ですが正しいことです。

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私見です。

大統領が昨晩会見を行いました。現状に不満を抱えているのは明らかでした。今日も朝からツイートしています。知事への文句を言っていました。「知事の反乱」とも言っています。

今、大統領選で政治の思惑が渦巻いている中、ここまで政治を横に置き、共に戦えて来た事を私は誇りに思っています。

あの大統領会見とツイートを見て私は小学校のときに見たポスターを思い出しました。クイーンズのカソリックの学校です。赤いブレザー、灰色のズボン、白いシャツ。フックで付けるネクタイ、、、、あれ意味不明ですよね、、フックのバンドの長さの調節の方が本物のネクタイ巻くより難しい、って言う、、、。

ポスターにはこう書いてありました。

「suppose they gave a war nobody came」(誰も参加しない戦争を想像してみて)

子供の私は意味が分からず見つめていたら、牧師が教えてくれました。「喧嘩に、参加しない方が賢明な事もあるんだよ。無視する方が大変だけど。」

私は大統領と喧嘩する気は全くありません。

私は守るべき州民がいます。家族がいます。隣人がいます。大統領と喧嘩してる時ではないんです。政治には参加しません。手を差し出すだけです。

再開に向けてやる事(*検査の爆速生産など。宇宙まで行ったなら出来るだろう、と。)がたくさんあるんです。そんな暇ない。

リーダー達はより賢く、より勇気のある先人に習わなければいけません。今、自分を危険に晒して働いているフロントライン従事者。私達「リーダー」は彼らを見習わなければならない。

大統領とは戦いません。州民を危険に晒すような事をしない限り、私は手を差し出すだけです。どんなに煽られても。

(*社会生活の再開に向けて、東北7州が連合。西ではワシントン/オレゴン/カリフォルニアで連合。ミニ連立政府の様なものを形成され、トランプ大統領は面白くない。その辺りをレポーターに突かれてキレて「(再開プランの)絶対権限は私にある」など「これは知事達の反乱だ」と言ったりしています。それに対してクオモ知事は「プランがあるなら見せて下さい」と言っただけ。)

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