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主婦ポリ番外:NY知事クオモ会見(5.10)

概要:老人ホームのコロナ関連規制。陽性一件に対する連邦からの補償の不公平。企業bail outばかりの連邦批判。母の日でマチルダ登場。

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今日は「71日目」?。本当ですかね(*後で)。


総患者数、減少。

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(net)新規患者数、減少。

(net)新規人工呼吸器、減少。

(gross)新規患者数。521。PAUSE法施行当時3/20と同じ値となりました。

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死亡者数 207

5/4 230
5/5 232
5/6 231
5/7 216
5/8 207(内164病院/43老人ホーム)

死亡数は3/27と同じ値です。

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優先事項。

老人ホーム。

●訪問規制。
●PPE着用
●スタッフの検温などのCOVID症状チェック。12時間毎。
●COVID陽性か、死亡の家族への連絡は24時間以内。
●院内感染拡大した場合は隔離病棟に。

州としては
●N95マスク、100万個
●surgicalマスク、500万枚以上
●グローブ、620万枚以上
●シールド、約60万個
●ガウン、50万枚以上
を老人ホームに提供しました。

ニューヨーク州には101,518人の方が老人ホームに住んでいます。老人ホーム人口は全国一位です。老人ホームでのCOVID犠牲者の数は全国で34位。

老人ホームはどんな理由(PPE不足、スタッフ不足、隔離環境不足)であれ、COVID陽性居住者に十分なケアを提供できない場合には、NYS DOH(ニューヨーク州保健局)に連絡、当該居住者を移動すること。

老人ホームスタッフは陰陽性検査を週2回受ける事を義務付けます。

各病院は老人ホームからの患者をホームに返す際、患者が陰性であることを必ず確認して下さい。

週にはベッドの用意があります。4万床を早急に作った事、覚えてますか?COVID陽性でも陰性でも、受け入れ態勢はあります。COVID専門の特別病院もあります。(*老人ホームを改造して作った所だから)老人ホーム居住者に適切な施設です。このような特設施設は事態の収束までか、年内は開いています。各ホームは活用して下さい。

繰り返します、適切なケアが提供できない場合、ホームは直ちに州保健局に連絡を。

違反ホームはライセンス剥奪となります。

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児童へのCOVIDの影響。川崎病のような症状のケース、85件を調査中です。気管支系の典型的なコロナ症状ではなく、血管炎症系の症状で、コロナ陽性と出る児童患者。

3名がこの症状で命を落としています。

更に2名の死亡について現在調査中。ニューヨーク州は他49州の保健局に対して、この現象をレポート。

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薬物治療の研究。

Remdesivir(レムデセビア)と言う薬をDOHとHHS(保健社会福祉省)が推薦、配布しています。これはコロナ患者の回復を早める効果があります。

州内15の病院、2900の患者に行き渡る量をHHSがNYに送りました。来週には更にあ500人分配布の予定です。

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5/15
PAUSE法が終了します。

地域ごとの再開に向けてのアナリシスが進んでいます。

①データでしっかりと感染拡大が制御されている事が見られるか。
②各地域で医療容量、検査/追跡/隔離、住民のコンプライアンスなどが条件を満たしているか。


これに関しては明日もっと詳しくお話します。

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連邦政府は「再開プランは各州に任せる」と言いました。

再開の運営は出来ます。しかし、ほとんどの州と同様、NYも経済支援が必要です。

NY州は今のところ$61bil(6兆1000億円)の税収減。それに加えて$5bil(5000億円)/年のCOIVD関連支出が見込まれています。

MTA(バス、地下鉄)、Port Authority(空港)も財務危機に見舞われています。

連邦の援助が無ければ州は学校、病院などの予算を20%もカットしなければなりません。

NY州だけでも最低$35 bil (3兆5000億円)の連邦扶助が必要です。

連邦、「COVID関連」と各州に付与した補償。陽性者数で割れば以下の通りです。

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アラスカ州は一件につき$3.4mil(3億4000万円)。ケンタッキー州は一件につき$337K(3370万円)。。。ニューヨークは一件23.8K(238万円)。


その上、連邦はCorporate Americaの補償ばかり。ホテル、レストラン、航空会社、大企業、そして富裕層への減税。警察、消防、看護師、教師、フードバンクを補償するのは州政府です。その州政府には補償は無しです。

ワシントンに告ぐ。

2007/2008に貴方達のやった間違いを繰り返してくれるな。

金融危機で人民を置き去りにし、企業ばかりを救った。

住宅ローン詐欺を行い、人民から金を巻き上げた金融機関が弾けて自己破産した時、やっぱり人民の血税で彼らを助けた。

どういう事ですか?あれは。

金融会社は人を踏みつけて上って行って、人から貰った黄金のパラシュートで飛び降りた。

あんな事はあってはならない。

コロナ禍で従業員を解雇した企業に公的扶助を受ける資格はない。

以上!そりゃそうでしょう。

何が起こるか目に見えています。

企業はこの状況を人員解雇の理由に使います。多くの企業は市場アナリストに「今期はLeanに行く」だの「right-sizedで行く」だの既に耳打ちしています。どういう意味かと言えば、「解雇した数と同じ数を再雇用するわけでは無い。」という事です。人員削減とそれに付随する公的扶助で、企業利益を上げる算段です。

私はこれに対して、The Americans First Lawを提唱します。

パンデミック以前と同じ数の従業員を再雇用しない企業には、公的扶助を与えない、という法です。

(*理にかなっていますね。一時的に解雇された人には失業保険という形ですでに政府の公的扶助が与えられています。それに加えて政府が企業に補償する義理はない。政府の補償は人民へ、であって企業へ、では無い。

それにしても、2008リーマンショック後の金融企業bail outの話をここまで知事が直接批判する事はかなり勇気のいる事なんじゃないだろうか、って思います。)

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NEW YORK TOUGHは懸命/団結/自制/愛。といつも言います。

役人が「愛」を語る事はあまりありません。知事である私が「愛」を語るのは変だ、と思われるかもしれません。

しかし今、ここまでの痛み、ストレス、不安を浴びて今まで来た事の無い場所に来ている私達にとって、「愛」は一番必要なものではないでしょうか?

「愛が必要だ」と弱みを見せる事。難しいです。しかしそれが出来る事。それが「タフ」ではないですか?

この状況は誰だって辛い。全員です。そして、「愛」だけが全てを良く変えてくれるものであり、私達が今一番必要なものです。

今日は71日目ですか?と聞きました。パンデミック71日目。それが今日という日ですか?

違いますね。

今日は「母の日」です。

71日目がなんだと言うのでしょうか。今日は「母の日」です。Today is Mother’s Day and that dwarfs all else.

私にとって「愛」とは母の事です。純粋な、愛。無条件の、愛。全体の、愛。

テレビ電話が繋がっています。

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クオモ:母の日おめでとう。直接会えなくてごめんなさい。I love you so so much. I miss you. I can’t be with you becasue I love you.

マチルダ:ありがとう。I miss you very much。

テレビ電話のクオモ娘達:Happy Mother’s Day! 家族の尊さを教えてくれてありがとう。

会見所にいる娘マケーラ:Happy Mother’s Day! I love you so much grandma!

マチルダ:ありがとう。ありがとう。このこと、ずっと忘れないよ。

クオモ:私が(あなたにとって)一番の子供ですよね。姉さんがそこにいるから言いにくいの分かるけど。これが一段落ついたらたくさん会ってお話ししましょう。

マチルダ:そうね、適切な時が来るわよ。(There is) time for everything, Andrew. 貴方の姉がここにいるし、孫にも囲まれてる。必要なものは全部揃ってる。ありがとう。

クオモ:私が一番の子供でしょ?確認のため。ありがとう。


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