もうこんな悲劇は繰り返したくないって話⑶

私は2023年の4月から、ソフトウェアの会社に入社し、正社員として新たなスタートを切った。
横田さんの言葉を胸に頑張れて良かったと思いました。
そのころというか、横田さんを知ってから、川藤幸三さんと一緒にやってるYouTubeを見るようになっていました。しかし、ある時から横田さんがYouTubeに出ていないことに疑問を抱くようになりました。
「なんかほとんど、川藤さんと球界のOBの対談になってる気がする」と。
普通に鹿児島で元気に暮らしているとばかり思っていました。

そして、7月18日。
このころ、私はマイナビオールスタ―ゲームに当選していました。
名古屋行きの夜行バスに乗って寝るためにネットカフェでシャワーを浴びたり、夕ご飯を食べようとしていました。
列に並んでる間。
「いつ頃ここを出よう」「何時のバスに乗ろう」と、スマホを開きました。LINE NEWSやTwitterのサムネを見て私は頭が真っ白になりました。

横田慎太郎 死去

「・・・・・は?」
まず思ったことは「信じたくない」
その時、並んでいて人はいたけど、それどころじゃなかった。
涙があふれて止まらなかった。

受け入れたくなくて。
ドッキリであってほしくて
嘘であってほしくて

いろんな感情があふれて止まらなかった。
いろんな人が「お悔やみ申し上げます。」などと言っていたが、「何を言ってるんだ?」と思っていた。「ドッキリだよ!!!」「エイプリルフールの日間違えたんだよ!!!」と何度も思った。
誰かに話を聞いてほしくて、会社の同じ野球好きの先輩に「川藤幸三さんと一緒にYouTubeをやっていた横田慎太郎さんが亡くなりました。」「どうしていいか分からない」とLINEしていました。とにかく誰かに助けてもらいたかった。
少し落ち着いてしたくできたけど、やっぱり落ち着かなくて。
シャワーを浴びながら泣いていた。
バスに乗っている最中も声を押し殺しながら泣いていた。
おかげであんまり寝れなくて。
やっと眠れて、名古屋についたころ、またネットニュースやTwitterを見た。
昨日の訃報を悪い夢だと思いたかったからだ。
でも、そんな思いもむなしく。
「横田慎太郎 死去」の文字が消えることはなかった。

数日後、川藤さんのYouTubeの動画が投稿された。

以前川藤さんは横田さんが腫瘍の転移について「しんどかったらしんどいっていわんかい!」「これから先、自分の体以上に大切なことはないから、それは肝に銘じろよ」「親より先に死んだらあかんよ」「慎の夢は?」と何かと心配していたことを思い出しました。川藤さんの追悼のメッセージがのっており、
「しんどかったな」「もう辛抱せんでええ」「ゆっくり休めよ」と。
絶対悔しいはずなのに、その気持ちをこらえて横田さんをねぎらう言葉をかけていた川藤さんの文面を見て、泣いたのと同時に、「自分も受け入れる準備をしよう」と思いました。

また、同じ阪神のメンバーだった板山祐太郎選手や江越大賀選手が「また野球しよう」「ヨコのことだから天国でもう素振りしているのかな」という言葉を聞いて、

「あ、亡くなったんじゃなくて、お空の球団に移籍したんだ」

と考えらえるようになりました。

横田さんは亡くなったんじゃない。
お空の球団に移籍したんだ。

野球、したかったんだね。
そうだよね。野球があんなに好きなら、できないなんて耐えられないよね。自分だったら無理。

と横田さんのことを考える余裕もできました。

前回の投稿の時、私がバースデーイベントに行かなくて後悔したと、書きました。

あまりこうゆうことをいうのは良くないのかもしれませんが、

「お金がなくて悲しい思いをしてしまった」と考えました。

次、こんな後悔をしないために、お金の勉強を頑張ろうと決意しました。
時間に縛られなければ、好きな時に推しに会いに行ける。

それが最初らへんで好きな場所で働きたいといったわけです。

推しはいつまでもいるわけじゃない。

永遠にいるわけじゃない。

いつでも会えるとは限らない。

私と同じ思いをしてほしくない。

そう思っていずれは同じ推し活女子や男子にお金について教えられるようにできたらと思っています。


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