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休校期間を終えて−彦根子どもサポートネットワーク−

学校の休校期間が終了しました。
この間、彦根市内では2つの場が開催され、延べ30人以上の子どもさんに来ていただきました。

休校要請や子ども食堂の中止要請が出た時、一番不安になったのは私でした。本年度は受験生へのサポートもしておりました。受験生は一人で受験に立ち向かわなくてはならない状況になります。このような時こそできることがあるのではないか。そんな時、彦根市内外から「こんなことできるよ」「何か力になりたい」とお声掛けいただいたり、一緒に立ち上がっていただいた方がいてくださり、オープンな場としては2つの場がスタートしました。

日に日に過ごしていくうちに、子どもたちは安心してくれたのか、たくさんの笑顔をみせてくれるようになりました。子どもたちにとって「場」が「居場所」になってくれていたのなら。そしてこういった時でも、安心と楽しさを感じてくれたのなら。はじめてよかったです。

休校期間は終了しましたが、私が参加していた「あそび家くまくま」については継続も含めて検討中です。
今後についてはこちらからお知らせします。
(LINE@:https://lin.ee/rxndyCE)
(HP:https://shigakodomo.wordpress.com)

また新型コロナウイルス感染症による影響は日に日に大きくなっております。また南海トラフなど、この地域では災害のリスクも十分にあります。個人的には、子どもさんへのサポートが途切れないよう、危機的状況におけるサードプレイス事業や食品の循環などについて滋賀県でもしっかり考えていく必要があると考えています。
そんな中、つながってできることをしっかり考えたい。ですのでこのネットワークについては解散せず、関わっていただいたみなさんで今後のことを考えたいと思います。

つながってできたこと。私はまだ学生で、経験もほとんど中学生へのサポートしかありませんでした。その中で食材を届けてくださったり、情報を届けてくださったり、場所を開いてくださったり、一緒にボランティアをしてくださったりと、多くの方の協力をいただきました。みなさまのおかげさまでここまでできました。
本当にありがとうございました。

明日私は栗東へ行き、ずっと一緒に過ごしてきた中学3年生の子どもたちと会うことになりました。ずっと一緒に過ごしてきた子どもたち。いろんなことがありました。最後の入試は混乱の中。明日も全員揃うことは叶いません。
大切な人たちとの出会い、つながり、一緒に過ごす瞬間。これは決して当たり前ではない。だからこそその時、その場で交わす言葉や笑顔。これから絶対に忘れないでおきたいと思います。

ご協力いただいたみなさん、ご参加いただいた子どもさんや親御さん、サポーターさん、心から感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。

彦根子どもサポートネットワーク代表
子どもサポーター
龍谷大学社会学部コミュニティマネジメント学科/ボランティア・NPO活動センター
村田大河

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